【本】宝石商リチャード氏の謎鑑定

順調に読み進め、現在6巻、アニメの最終話まで到達いたしました。
ちょうどここまでの1部がアニメだったようで。
てっきり完結している作品なのかと思ったら、３部構成らしく、現在進行形で続いている作品でございました。
しまった、最後まで追いかけねば…長期戦になりそうです。

２巻までは宝石のうんちくと日常系ミステリーの謎解き短編集という感じだったのが、３〜６巻は情緒寄り。
恋愛の好きと友達の好きの違いって何だろうな、とか、
大好きな相手であるからこそ自分の汚いところを見せたくない、とか、
逆に、大好きな相手であるからこそ助けになりたいし、頼って欲しい、とか。
中田君がリチャードの事を、芸能人のように、ちょっと遠い存在で、互いの関係性も美しいままでいたかったのが、汚い部分も見せ合って、どんどん身近な、心を許し合える関係になるまでのお話というか。
そういう、もだもだした感じ。嫌いじゃない。
まあ、読んでいて、皆があまりに相手に好き好き言いすぎていて、ちょっと痒くもあるけれど（笑）
恋って、愛って、何でしょうね。

アニメ、この情緒展開に入ってから登場人物の考えに理解が追い付かなくて微妙だったけれど、その部分が小説で補完されたので、読んで良かったです。
だいぶカットされてたんだなあ。
じっくりやってくれたら良かったのになあ。
まあ、話数的に難しかったよなあ。

中田正義君、リチャードの事も谷本さんの事も大好きだし、ふたりに対する態度が全然違うけれど、その好きの違いって何なんだろうな。
リチャードも中田君の事大好きだけど、どういう好きなんだろうな。
どうか皆、ハッピーエンドでいておくれ。

次から、アニメ後の２部突入です！
だいぶ声優の呪縛から解き放たれてきました（笑）
ようやく自然に読めそうです。