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2020年10月09日21:02

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生活保護受給者と自殺

ある市の元職員で、精神保健福祉センターや生活保護の現場ではたらいたひとが、生活保護受給者の自殺について書いていた。自殺率は一般人の2倍以上。たいていの人が心身ともにボロボロになって生活保護にたどり着く。そればかりではない、生活保護で生きてゆくこと自体がひとを自殺の衝動に駆り立てる要因になっている。私も最初、生活保護受給申請してから調査に来た福祉事務所の担当者の態度に驚いた。いくつかの部屋を回って、「何かヒカリ物を隠していないか?」などと言う。受給が決まってから1か月ほどして、「10万円の返還命令」がきた。古い預金通帳に10万円の残高があるというのだ。私はもう使っていない古い通帳を探し出し、銀行に行って残高がゼロであることを確かめた。そもそも自分が生活保護を受給するのに、なぜ亡くなった父母のことから書き出さねばならないのか。福祉事務所の担当者の捨て台詞は「何かかくしても、役所はすべてつかむからな」というものだった。人権なんか無視、まず自尊心を崩してやろうという態度だった。ーこれが、生活保護で生活してゆくということだった。私は共産党の地区委員(元市会議員)で地元生健会会長であった人に立ち会ってもらったが、その人に対しては福祉事務所の担当者は「先生、先生」とおだて上げ、その「先生」の方も鼻をピクピクでまんざらではなく、私にはさっそく「機関紙拡大」の実践だった。後には、「先生」への「恩返し」を要求されることになり、「奉公」が始まる。前からは福祉事務所の地区担当者、後ろには「先生」と、気が休まることがない。生活保護は受給できたが、すでに家庭は崩壊し親しく交わることのできる人間関係は皆無。生活扶助費も住宅扶助も下げられるばかり。ーこんな状態が、この先、生きている限り続くとすれば、何かちょっとした出来事でそのまま気持ちが自殺志向へと動いていくのも不思議ではない。これは生活保護受給「当事者」でしかわからない。「支援者」なる一般人にはわからない。一般人から見れば、生活保護受給者は「運よく」「いい目を味わっている」「ひま人」ということらしい。
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