若い頃は髪の毛に白髪があるのが気になって、見つけると即抜いていたのが、
ある日を境に【白髪も髪の毛だから】と言って大事にしだしたら、
人間明らかに年を取った証拠ですよね。
イギリスの作家、マリー・コレリの小説『ヴェンデッタ』を、
黒岩涙香や江戸川乱歩が翻案した小説に『白髪鬼』というのがあります。
これは殺害された後、埋葬された墓の中で蘇生し、
恐怖のために髪の毛が白髪になってしまった男の復讐譚で、有名な作品ですね。
この主人公のように、強い恐怖やストレスを感じると、
本当に一晩で白髪になってしまうのかというのは、よく交わされる議論です。
結論から言えば、そんな事はありえないそうで、
既に生えている髪の色が自然と変わる事はないんですね。
やはりそういう【超常現象】は、創作物の中だけという事だけなんですね。
外食して、料理の中に髪の毛が入ってたりするとひと悶着あったりしますが、
毛穴から髪の毛ではなく、食品が生えてきたら面白いですよね。
例えば、頭から【エノキダケ】が生えてきたりしましてね・・・脂性の人だと、
自然と【ナメタケ】になってたりしましてね。
あるいは【そうめん】が生えてくる人もいましてね。
こういう方は夏場なんかはいいですよね。
シャンプーしただけで、髪の毛が【流しそうめん】みたくなりますから、
自前の【涼】を満喫できますよね。
太古の昔、人間はサルのように全身が毛で覆われていたと言われていますが、
近年、人間が体毛を失ったのは【二足歩行への進化が関与している】という説が
浮上しているんだそうですね。
これはジョン・ムーアズ大学のホイーラーという方が唱えたものなんですが、
二足歩行となって、活発に地上を動き回るようになった人類は、
脳が過熱しないように体を冷やす必要が生じたため、
体毛を減らして表面の汗腺の数を増やしたのではないかという説なんですね。
近年は、ダーウィン説ではなく、こちらの説が有力になりつつあるようです。
これが事実だとすると
【ハゲというのは進化だ】という命題が成り立つんじゃないでしょうかね。
・・・中には進化し過ぎて、少し戻ってきた方がいいような方もいらっしゃいますけどね。
頭髪を気にしてらっしゃる方も、進化の賜物だと思えば、立派に誇れる事ですよね。
「そうか、ワシの頭が薄くなったのは年を取ったからだと思っておったが、
これは【老化】じゃなくて【進化】だったんじゃな」
お爺ちゃんにも生きる希望が出てきますよ。
ただ、一生懸命【育毛】に励んでらっしゃる方もいますよね。
二足歩行になったから毛が無くなったとすれば、逆に考えれば、
四足歩行をすれば毛が生えてくる可能性がありますよね。
ですから育毛剤をつけて頭皮を叩くより、
毎日【四つん這い】で生活する方が、効率的なやり方じゃないかと思いますね。
微笑亭さん太
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