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2020年10月08日07:55

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30年前から残業ゼロ。自由出勤でワークシェアリング−2


エス・アイの時給制は、1時間でなく「1分単位」(※1)これによって「仕事のロスがないし、やる気も集中力も出る」と今本さん。「もちろん、休憩の取り方も自由です。合間に寝ようが、外に行こうが、堂々と休んでもらっていいんです」(※1:勤務時間は、データ入力などの職種であれば機械的に記録され、それ以外の職種では各自が作業日報を作成することで記録する)

 また、業務ごとに担当者が固定すると能力の”孤立化”が生まれ、欠勤や病欠で業務が滞ってしまう(担当者も休みにくくなる)ことから、エス・アイでは複数の人員で業務を共有する「ワークシェアリング(図2)」も推進。誰かが抜けても誰かが仕事をカバーできる、社員の”多様就業対応(多機能)化”が進められてきた。

 「データ入力からお掃除まで、エス・アイの業務には135以上の職種があるんですが、この職種ごとにすべて点数が付けられていて、その点数を元に時給を計算しています」と専務の家永雅子さん。「一番難しかったのが、この点数のマスターを作ることでした。データ入力の仕事を基準点の1とし、これに対して他の仕事はどれだけ負荷が大きいか、小さいか(点数が高いか低いか)を、社員のみなさんにアンケートも取りながら公平に考えました。これでワークシェアリングと同一労働同一賃金が可能になっています」

 さらに、繁忙期や早朝など、人出の少ない時期に業務に当たってくれる社員には協調性ポイントなどが加算されることで、エス・アイは365日、稼働しているという。

シングルマザー、障害者を採用 誰もが働ける機会(チャンス)つくりたい

 家永さん自身、こうした働きやすさに魅かれて入社した一人だ。「実家の親に子どもを預けられるのが週2日で、それだけの出社でもいいと知り働き始めました。その後は子どもの成長や親の介護に合わせて、働く時間を変えたり、休んだり。とても働きやすいんです。出社が”5分”だけの時もあるんですよ」

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