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2020年10月05日04:21

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離島ツアーに行ってきましたー1


先日、礼文島一泊、利尻島一泊の、移動移動の突貫ツアーに参加。一日目は札幌に朝7時半集合で、稚内まで332キロをバスで走り、その後稚内港からフェリーで2時間。揺れ揺れて、礼文島のホテルに17時頃着でした。
 あれよあれよと宙を飛ぶようなバスと船の旅でした。三日目に着いた稚内港からのバスのガイドさん(行きも同じ人で、喋り始めると何時間でも喋る、話の達人でしたが、その人曰く、「一週間の旅位の密度がありましたね」とのこと。ほんと、息つく暇のない特急旅でしたが、その分いろいろ見てきたし、聞いてきました。

 礼文島のガイドさん(また別の人)が教えてくれたのは、ペリー提督が日本を訪れる5年も前に、日本に興味があり、好きというアメリカ人の若者が密入国し、逮捕され、長崎まで犯罪者として護送され、しかし彼の柔和で温厚な人柄に周囲が感化され、結局、彼の夢だった(日本人に英語を教えたい)という希望が実現し、結局彼はアメリカに送り帰されたけど、ペリーが来た時に活躍した通詞(通訳)二人は、彼が教えた人たちだった、という。小説にもなっているらしいが、題名わすれました。とにかく、ガイドの人たちも、添乗員さんも、滞在したホテルも、コロナによる苦しい日々から、ようやく光が見えてきた、という感じで、皆さん、全力投球でツアーの参加者たちにサービスしようとする熱意が伝わってきて、楽しむ我々は、どこか、申し訳ない気もする旅でした。

 二泊三日7食付きという歌い文句の旅でしたが、全部和食という贅沢が忘れられません。刺身最高、煮物最高、焼き物最高の素晴らしい食事でした。恐らく、稚内、礼文島、利尻島ならではの贅沢だったのでしょう。
 我々も例のGOTOの恩恵を受けたのですが、旅三日目の札幌への帰り道、ガイドさんが「今稚内に向かうバスとすれ違った」、また「今稚内に・・・」、「また稚内に」と、礼文、利尻に向かう本州、恐らく東京周辺からの、空港経由のツアー客が、続々と押し寄せている感があり、少々複雑な気持ちになりました。
 離島で生きる人々も、さぞ不安な思いでロックダウンの日々を過ごしたと思うと、旅に「行くな、行くな」という、以前は僕自身もそうでしたが、言葉にためらいも感じる体験でした。

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