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2020年09月23日19:42

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無言歌は続く 

 今宵一枚の音楽は ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』全曲 二枚組その二枚目
 ドン・カルロは 全4幕版と5幕版がある 聴いているのは前者 DVDで5幕版も持っている イタリア映画界の巨匠 ルキノ・ヴィスコンティが美術を担当し レンショウが演出した華麗な舞台を ブライアン・ラージが撮った名盤 写真2

 外国からの依頼で作られた 他にも 「群盗」というオペラはロンドン王立歌劇場から
「運命の力」というオペラはロシアからの依頼 また「アイーダ」というオペラはエジプトからの依頼で作った
 そしてヴェルディはフランスのパリ・オペラ座からも依頼されてオペラを作曲 その一つが今回のドン・カルロなので 初演のドン・カルロはフランス語 これが第一稿 4幕版が第二稿 5幕版が第三稿 昨今は後二つのどちらかの演奏だが あまりその機会がない しかし忘れられないほどの感動があるし 印象にも残る

 簡単あらすじ

 時は16世紀のスペイン
 皇太子ドン・カルロの愛する婚約者が こともあろうに父王の妻となることに変更というショックな運命から始まり 義理の母になってしまったエリザベッタへの思いを断ち切れないドン・カルロ これに新教徒の弾圧をめぐる政治問題が絡み  カルロは父を裏切ることになって 新妻に愛されず 息子にも裏切られたカルロの父スペイン王フィリップ2世の苦悩と カルロと固い友情で結ばれながら 父王にも厚い信頼を向けられるロドリーゴの勇気と苦悩   それにエボリ公女の嫉妬もからみ 壮大 恋人 家族 友人らによる愛はもちろん 政治的対立や国家など人間を取り巻くあらゆる愛憎 が込められた ある意味重い作品でもあり その分 上演は難しく 特に6人の歌手をそろえることが困難なので見る機会が少ない

 休みが明けてはり治療 その後母をかかりつけ医に連れていき 自宅で深夜食堂の録画を見る 雨が降っていては何にもできない 先だって友人から 連絡が取れない人がいて気になると言われたので 電話すれば と言ったらちょっと逡巡している 何か電話できない訳でもあるらしい 二、三日連絡が取れないだけで とは思うが 当人にとっては真剣なようだ 様子見するしかない と伝えたが 元気がない 昨日会ったら 大丈夫だったと云ふ 世の中は不可思議だ いろんなことがある 私の知らないことも多くあり どこまでが知るべき範疇になるのかさえよく解らん ともかく元気そうには見えた

 昼は暖かなラーメンを作る 少し寒くなって来たので ラーメンも普通に作る 今朝方は富士山に積雪があったといふニュースがあったような気がする お彼岸に富士山に雪が降るか 例年秋彼岸で親戚周りをしていると 寒さ暑さも彼岸までと昔の人は言ったけれど 毎日暑いね といふのが挨拶がわりだったが 今年は普通に寒いね 柿が一段とおいしくなるだろう ベニシアさんを見てのんびり 午後 聴きそびれていたレコードをきく 五輪真弓 あと民謡が幾枚か残る 

 夕飯にカレーでも食べよう と云ふことで 大江戸捜査網を見ながらカレー作り 生姜にニンニクを粗微塵に刻んで 玉ねぎに牛肉 ジャガイモ二種類 を炒め ナスとニンニクと生姜を加えて攪拌 豆板醤とソースにトマトソース ケチャップ ではない フォンド・ボー等調味料を入れる カレー粉二種類をブレンド そうだ赤ワインを入れ忘れた しかしうまし 母も格段とおいしいと言ってくれた カレーは栄養価が高いので 他のおかずはなし カレーと味噌汁の残り 味噌汁に酒粕を少し入れたので風味豊か 思い出した 赤ワインの代わりに酒粕を入れたのだ 鏡山と云ふ酒屋の酒粕

 今日も一冊読み終へる ヴァイオリン 職人の探究と推理 創元推理文庫 ヴァイオリン のことが好きなる物語だ ちょっと難解だが 非常に楽しい一冊であった 

 お彼岸なので ススキと女郎花 

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