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2020年09月21日23:02

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第8回【ネイキッドウォリアー】ゲームブックリプレイ

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※ここから先はミニゲームブック【ネイキッドウォリアー】のネタバレを含んでいます。ご注意ください。

ぜろです。
FT新聞の連載では、全6回で真エンドを体験した【ネイキッドウォリアー】。
追加で4つのノーマルエンドをコンプリートするという冒険が始まります。
「富」エンドは私の見込みどおり、ただゴールすればよかったので、あっさりクリア。
しかし次の「妹の仇討ち」は、武器選択が肝だと読んでおきながら選択を誤り、ガンツォの黒光りする武器を腹部に食らうという最悪の結果を迎えてしまいます。
誤解を招く表現だけど卑猥なのと違うよ!
今回は、武器選択を見直してみます。


●アタック09 妹の仇を射て!

9人目の挑戦者の私はケイト。
武器選択は、クーデリアの失敗を踏まえ、不意打ちに最適な弓矢を選ぶことにした。
その代わり一撃で仕留める必要がある。あとセットでついてくるサンダルもいらないな。走りにくいことこのうえない。

トライアルは順調に進み、通称が「罠の一本道」となった公の庭園前の道で隠れて、妹の仇ガンツォが来るのを待ち伏せる。
奴が十分に近づいたところで、茂みからガサリと立ち上がる。

「なっ!」

ガンツォの動きが一瞬止まる。これが私が狙っていた瞬間だった。
私の放った矢が、ガンツォの胸に吸い込まれる。致命傷だ。

私は、妹の仇を討ったのだ。

これで私の目的は達成した。
仇を討ったからといって、晴れやかな気分になるわけではない。
そんなことはわかっていた。そうしないわけにはいかなかった。それだけだ。
正直、トライアルの優勝なんてもうどうでもいい気分だ。

それでも、私は挑戦を止めるわけにはいかない。
妹とガンツォの人生は閉じたが、私の人生はまだ続くからだ。

ガンツォの履いているブーツは、脚力がアップすると同時に忍び足も可能という優れたマジックアイテム「スウィフトブーツ」だった。
ガンツォと私では、足のサイズが違いすぎるはずなのだが、装備するうえで何も問題は感じられない。私はここでこのブーツに履き替えた。
ガンツォの足が水虫でなかったことを祈る。

スウィフトブーツを装備した私に敵はなかった。
以前は追いつかれていた、中二病のジョーの追走もなかった。
私はあっさり、優勝をもぎ取った。

仇を討ち、優勝を果たした私は、当面の生活に困ることはなくなった。
ガンツォは嫌われ者ではあったが、ならず者にはならず者のネットワークはある。
私はこの街から離れることにした。この街にいるリスク。それに、ここにいると、妹のことを思い出してしまうから。

こうして、私の復讐は終わった。

アタック09 ケイト 妹の仇を討ち果たし、街を去る。


●アタック10 出世欲の末路

10人目の私、コリンナから、新しい挑戦が始まる。
次の目的は、近衛兵に抜擢されること。つまりは出世欲だ。

一介の冒険者の私がそうした地位につくには、「トライアル」に参加するというような変則的な手段しか考えつかなかったのだ。
私は、このエンディングを迎えるための条件は「武勇を示す」ことだと思っていた。
それは、ガンツォを倒すことで得られると思っていたが、そこは少々思惑と違っていたようだ。
弓矢で不意打ちをすることが近衛兵の適性にかなっているとは見てくれないだろう。
そうなると条件がよくわからない。ひとまずは、それなりの防具と武器を持ってのクリアを目指そう。

仇討ちパターンでは、弓矢に革鎧、ブーツでのクリアとなる。
できれば剣を装備してクリアしたいところだ。

少し考える。

ガンツォに敗北したとき、私は板金鎧をあえて着てこなかった。
あそこできちんと着込んできていれば、再反撃は可能だったかもしれない。
スウィフトブーツを手に入れられれば、金属鎧を着こんでいても、優勝が狙えるかもしれない。

よし、この線でいってみよう。

私は、板金鎧、剣、革の靴という装備を選んでトライアルに挑んだ。
そして「罠の一本道」のポイントで、ガンツォに奇襲をしかける。
反撃はあったが、私の腕の方が上だ。それに奴は裸、こちらは板金鎧。
どちらに分があるかは明らかだ。
私は、ガンツォが疲弊してきた隙をつき、とどめを刺した。
計画通りだ。

スウィフトブーツに履き替え、疾走する。
だが、その後で計算外なことが起きた。
肌に直接金属鎧を着こむというのは、身体にそうとう負担をかけていたようだ。
そこにもってきてこの無茶な走りを可能にするスウィフトブーツ。
ブーツの魔力に守られていない肉体の方が、鎧への負担に耐え切れなくなっていた。
私は鎧を脱ぎ捨てはしたものの、それ以上動くこともままならず、リタイアした……。

アタック10 コリンナ 肌に直接金属鎧の負荷に耐え切れずリタイア。


●アタック11 近衛兵への最終テスト

11人目の挑戦者サシャ。
今回は、余計なことは考えず優勝だけを狙ってみることにした。
楽なのは、アタック09の仇討ちルートだ。クリア時の装備が弓矢になるが、革鎧がある分ましだろう。

そんなわけで、優勝を果たした私は、近衛兵になりたいと志願した。

大会の主催者、サー・デレクは意味ありげな笑みを浮かべる。

「確かに、近衛隊では常に優秀な戦士を求めている。この大会に勝ち抜いたということは、その見込みがあるということだ。だが、もう1つ、最終テストをパスせねばならん。それは……これだ!」

言うが早いかサー・デレクは呪文を唱え、稲妻を飛ばしてくる!

ここで選択肢が示された。

・ミスリルの鎖帷子を身に着けていれば、この程度の魔法は怖くない
・魔法の槍を持っていれば、稲妻をはじき返すことができる

両方ない私は、稲妻をもろに食らい感電した。
致命傷ではないが、最終テストは不合格だ。
私は、目的を果たすことができなかった。しかし、何をすればいいのかのヒントは手に入れた。

アタック11 サシャ 近衛兵の最終テストに失敗。


●アタック12 手段のためなら目的を選ばない

近衛兵になるには、武勇を示す必要があると考えていた。
その方向性自体は間違いではなかった。
ただ、手に入れるべき装備が違っていたようだ。

12人目の私、シンディはそこに注意してトライアルに挑もう。

とはいえ、最初に選べる装備の中には「ミスリルの鎖帷子」も「魔法の槍」もない。
では、どうするか。
私には心当たりがあった。
着替えスペースにたどり着く前に少しもたつくと、最初の装備は持ち出され、別の装備から選ぶことになるのだ。
そちらの装備狙いで、出足を少しもたつかせてみよう。

トライアルのスタート、しょっぱなで少しガンツォとやりあい、遅れ目で更衣室に入る。
そこにあったのは以下の装備だ。

・プレートメイル、剣、革の靴
・麻のローブ、ダガー、革の靴
・フリルのドレス、小ぶりなステッキ

あれ?
ミスリルの鎖帷子も、魔法の槍もない?

どういうことかな?

んー。
悩んだ私は、フリルのドレスと小ぶりなステッキを選んだ。
目的の方を変更することにした。今から私の目的は、玉の輿だ。
玉の輿にはそれなりの衣装と思っていた。きっとこのフリルのドレスこそが、それに違いない。
ちょっと魔法少女っぽい感じに無理矢理感があるが、切り替えていこう!

この先は、特に目新しい展開はない。
罠の一本道は身長に切り抜けた。住宅街を一気に駆け抜けた。
だが、最後に疾風のジョーが追いついてきた。
ラストスパート、全力疾走!

以前はここで、黒装束VSすっぽんぽんの重さの差でかろうじて勝つことができていた。
しかし、フリフリのドレスでは不利だった。最後の最後で、私は敗れた。

アタック12 シンディ 疾風のジョーに競り負ける。


次回、出世欲を満たすか、玉の輿に乗るか、それが問題だ。


■登場人物
ケイト 9人目の挑戦者。妹の仇を討ち、街を去る。
コリンナ 10人目の挑戦者。近衛兵を目指すが優勝できずリタイア。
サシャ 11人目の挑戦者。近衛兵を目指し優勝するが、最終テストにしくじる。
シンディ 12人目の挑戦者。目的を玉の輿に切り替えるが疾風のジョーに敗れる。
ガンツォ 主人公に妹の仇認定されたゴロツキ。
デレク 大会の進行と同時に近衛兵の最終選考員を兼ねる。
疾風のジョー そのときどきでふたつ名を変える、中二病のジョー。イカれた大会参加者。

ゲームブックリプレイ【ネイキッドウォリアー】目次
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