『ドロステのはてで僕ら』 2020年66作目 ☆☆☆☆ チネ・ラヴィータ
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ドロステ効果…Aの絵に「小さいA」が書かれていて、「Aの中の小さいA」の絵にも「小さいA」が書かれていて、「Aの中の小さいAの中の小さいA」にも…が繰り返される構図。
ヨーロッパ企画の映画。
ヨーロッパ企画と云えば舞台なのですが、映画では『サマータイムマシン・ブルース』。
『サマータイムマシン・ブルース』は「タイムマシンの無駄使い」が見れるSF映画で、大変面白い映画でしたが、『ドロステの〜』も負けてません。
滅茶苦茶面白かったです。
「やっぱミニシアター系の作品はこうだよね」と久しぶりに大いに笑って、楽しめました。
小さなカフェが舞台で、カフェのマスターの部屋のテレビとカフェのテレビが繋がっちゃうんだけど、マスターの部屋のテレビに映ってるのは「2分先の未来」で、たったの2分だけど未来が分かる! とドタバタコメディが起こる。
幾ら未来が見えても2分先じゃねえ。
短すぎるよねえ。
まてよ、あの手がある!
とかって、賢いのが居て「合わせ鏡」にしちゃう。
これがタイトルの「ドロステ」。
それでそこそこ先まで分かっちゃうんだけど、これがホントに観てて楽しい。
んなアホな。とか、そうくるか。なネタが沢山詰まってる。
ちっちゃく纏まってるのがまた良くて、演者さん達も舞台の人がメインなのかな?
皆さん素朴で飾らないのがかえってリアルで、おバカなとこもリアルでした。
伏線の張り方や、小ネタの散らし方も上手くて、どこをどうみても楽しい。
オチもしっかりしてて、ホントに楽しくて笑える作品です。
藤子・F・不二雄先生の「SF短編集」の話で盛り上がるのもマニアックでした。
2020年のベスト確定です。
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