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2020年08月21日23:00

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『ドロステのはてで僕ら』 2020年66作目 ☆☆☆☆ チネ・ラヴィータ

『ドロステのはてで僕ら』 2020年66作目 ☆☆☆☆ チネ・ラヴィータ
http://blog.livedoor.jp/ken_taro/archives/52298416.html

 ドロステ効果…Aの絵に「小さいA」が書かれていて、「Aの中の小さいA」の絵にも「小さいA」が書かれていて、「Aの中の小さいAの中の小さいA」にも…が繰り返される構図。

 ヨーロッパ企画の映画。
 ヨーロッパ企画と云えば舞台なのですが、映画では『サマータイムマシン・ブルース』。
 『サマータイムマシン・ブルース』は「タイムマシンの無駄使い」が見れるSF映画で、大変面白い映画でしたが、『ドロステの〜』も負けてません。
 滅茶苦茶面白かったです。
 「やっぱミニシアター系の作品はこうだよね」と久しぶりに大いに笑って、楽しめました。

 小さなカフェが舞台で、カフェのマスターの部屋のテレビとカフェのテレビが繋がっちゃうんだけど、マスターの部屋のテレビに映ってるのは「2分先の未来」で、たったの2分だけど未来が分かる! とドタバタコメディが起こる。

 幾ら未来が見えても2分先じゃねえ。
 短すぎるよねえ。
 まてよ、あの手がある!

 とかって、賢いのが居て「合わせ鏡」にしちゃう。
 これがタイトルの「ドロステ」。
 それでそこそこ先まで分かっちゃうんだけど、これがホントに観てて楽しい。

 んなアホな。とか、そうくるか。なネタが沢山詰まってる。
 ちっちゃく纏まってるのがまた良くて、演者さん達も舞台の人がメインなのかな?
 皆さん素朴で飾らないのがかえってリアルで、おバカなとこもリアルでした。
 伏線の張り方や、小ネタの散らし方も上手くて、どこをどうみても楽しい。

 オチもしっかりしてて、ホントに楽しくて笑える作品です。
 藤子・F・不二雄先生の「SF短編集」の話で盛り上がるのもマニアックでした。
 2020年のベスト確定です。


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