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2020年08月10日16:03

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2020-08-10 第一旭(岐阜市)

 三連休に一度位はラーメン専門店で食べたくて、家族を振り切り(みんな朝食が遅いから昼は食べない)ので、一人車を走らせて、岐阜市の第一旭ラーメンへ。
 第一旭ラーメンは本来京都市が本店と聞いているが、案外こんな岐阜の片隅にも店が有ったりする。
 しかも、単なる「第一旭」の他に「尾張第一旭」というのもあり、京都は「本家第一旭」らしくて、もう何が何やらという感じ。
 「尾張第一旭」は愛知県の一宮市駅の近くにあり、各務原市の「まっしぐら」の前がこの「尾張第一旭」だった。一宮市の店にも、各務原市の店にも行ったことがある。
  「第一旭」は岐阜市の他に、一宮市木曽川町(旧葉栗郡木曽川町)にも店がある。
 どういう繋がりがあるのか知らないが、ラーメンの形式は「尾張第一旭」も「第一旭」もほぼ同じ。真っ黒な醤油スープに中細ストレート麺、そして脂身の無いチャーシューがたっぷりと載ったラーメン。丼も赤い丼を使用しているところまで同じ。
 長い長い梅雨が明けたと思ったら、いきなり猛暑日が続いている。それでも車の空調は効かせずに窓をオープンして走ったお陰で店に到着した時点で汗が噴き出ている。こんな中で熱いラーメンを啜ろうというのだから、酔狂も極まれる。
 店ではカウンターの一番奥へ案内され、水を置かれると同時に「ラーメン?」と訊かれる。いや、何ラーメンとも言っていないし(笑)。
 聞かれて直ぐ壁のメニューを見る。コーンラーメンとか並んでいる左の方に「自慢ラーメン」と「特製ラーメン」とある。「特製」を頼むとチャーシューの量がハンパ無いのでここは何が「自慢」か知らないが「自慢ラーメン」とする。
 店内の顧客は古くからの常連と思しき老人や実年夫婦らがポツポツと居る中、ラーメン好きらしい若者が連れ立って何組も入ってくる。だいたい、皆、「自慢ラーメン」を注文している。
 「自慢ラーメン」はおそらく「特製」で無いというだけで、この店の普遍的なメニューなのだろう。だから「第一旭」を象徴するラーメンとも言える。
 じっと作成過程を見ている。まったく他の店舗と同一である。タレを丼に入れてからタレの杓子で丼内をコシコシとしていたが、あれは一体何をしていたのだろうか。
 出汁は恐らく鶏と豚を混ぜているのだろうか、白濁はしていない、半透明なスープ。醤油の濃い茶色と混ざっていかにも「醤油でござい」という感じ。油がキラキラ表面に浮かんでいる。
 チャーシューは胸肉なのか、食感はパサパサとしているが、味がかなり染み込んでいて濃い。脂身が無いので健康的といえば健康的か。でも飯のオカズにするにはもう少し脂気が欲しいところ。
 麺は中太で少しモチッとした感じもするストレート麺。濃い味を絡めるので、ストレートの方が味の絡み方が少なくて良いのかもしれない。
 トッピングの野菜はモヤシと刻み葱のみ。葱をもう少し多めに乗っけた「葱ラーメン」もメニューに欲しいところ。トッピングメニューに葱が無いのが残念。
 全ての味が相まって美味い。これは飛び切り美味い分けではなく、基本の味という感じか。美濃・尾張地方の「醤油味」ラーメンの原点がここにあるのかも知れない。懐かしいわけではないが、食べなれた感のあるラーメンだ。何よりチャーシューがパサパサでありながらタレの味が染み込んでいてスープと一緒に飯を書き込むのに丁度良い。
 白飯(中)には沢庵が2切れ付いてくるので、これで口の中をサッパリさせることもできる。最後は白胡椒もかけてスープ完飲まで一気に進める。
 自分のラーメンの原点回帰とも言える第一旭、「尾張」の方と共に大事にしたい店だった。ご馳走様。
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