『悪人伝』 2020年61作目 ☆☆☆☆ MOVIX利府
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サイコキラー(サイコパスの連続殺人者)を追う刑事と、サイコキラーに殺されかけたヤクザのボスの話。
ヤクザのボスがマ・ドンソク兄貴なもんだから、迫力が半端ない。
本職にしか見えません。
刑事の方も、韓国映画によくある刑事で、熱血なんだけど上司の覚えが良くなく、おまけに上司はヤクザから賄賂を貰っている。
汚職警官や無能な上司と闘う刑事ですね。
韓国映画ではお約束だけれど、そんなに汚職がはびこってるんですかね?
舞台が2005年で、実際にあった話が関係してるとか。
刑事が頑張って捜査しようとするのに、上司は乗り気じゃなくてうだうだしてたら、ヤクザのボス(親分)が襲われて死にかける。
これはチャンスかも? と手を組むも…
てな話。
ドンソク兄貴のヤクザっぷりが凄い。もうホントに本職にしか見えない。
同業者と子分にはひたすら厳しくて、堅気には優しい。
堅気には優しいんだけど、礼儀をわきまえない奴には容赦しないのも本職。
本来のヤクザはこうなんだよね。
サイコキラーがホントにサイコパスであちこちで人殺しするもんだから、警察署じゃなくて広域捜査隊の担当になっちゃって、「あいつらが逮捕したら、犯人に手出し出来なくなるぞ」てなって、熱血刑事とヤクザが本気で手を組んだら警察よりも先に見つけちゃう。
その間にも、「ついでにやっちゃえ」とライバルをやっちゃったり、逆に犯人からライバルの子分をけしかけられたりと、韓国映画お馴染みの暴力描写も満載。
かと思えば、雨が降る中、傘を持たない女学生に傘を貸したりと、本物のヤクザは堅気には優しい。
口うるさい堅気は容赦なく殴るのもまた好し。
サイコキラーがかなりインパクトあるキャラクターだし、熱血刑事もドンソク兄貴に負けないぐらい熱血漢なんだけど、ドンソク兄貴のキャラが立ち過ぎてて、霞んでる。
ドンソク兄貴ありきの作品です。
ハリウッドでリメイクされるみたいだけど、ドンソク兄貴の魅力と迫力を再現出来るのかな?
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