「悪用」うけ、日本郵便「e転居」見直しへ
8/4(火) 14:05配信
TBS系(JNN)
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ストーカー行為を受けていた女性の郵便物が不正に入手された事件を受け、日本郵便がオンライン転居届サービスの見直しの検討に入ったことが分かりました。一方、警視庁は4日、この事件で逮捕していた元警察官の男について、別の容疑で再逮捕しました。
有印私文書偽造などの疑いで再逮捕されたのは、栃木県警の元警察官・黒崎裕文容疑者(36)で、今年4月、女子大学生の住民票を、委任状を偽造して不正に入手した疑いがもたれています。黒崎容疑者は日本郵便のオンライン転居届サービス「e転居」を悪用し、女性宛ての郵便物を勝手に自分の実家に転送したとして、先月、逮捕されていました。
日本郵便によりますと、「e転居」では、本人確認のための書類が不要で、配達員らが転居前の住所を実際に訪れて転居したかどうかを確認しているということです。被害に遭った女性は当時、黒崎容疑者からストーカー行為を受け、自宅とは別の場所に避難していたため、郵便局側に転居したと認識された可能性があるということです。
日本郵便は、JNNの取材に「『e転居』手続き時の本人確認のあり方を含め、検討を進めていく」として、サービスの見直しを進めていることを明らかにしました。(04日11:28)
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