mixiユーザー(id:14506200)

2020年08月04日12:40

44 view

ウィリアム君

 ボストンの病院で、10時間程前に生まれた、元生徒で元講師Sちゃんの息子、ウィリアム君です。

 Sちゃんは、高校1年生の時から大学受験まで指導し、大学生の時は講師として働いてくれていました。

 彼女は、高校在学中から海外に興味があり、当時は私もまだ実家住まいで、うちの実家で短期間のホームステイを受け入れていたので、同年代の外国人が来る時には彼女のような子を呼んで食事したりしました。

 その時のSちゃんは英語がなかなか喋れずにいて、やや恥ずかしがっていた印象でしたが、その後英文科に入学して就職先にホテル業界を目指しました。

 卒業後外資系の高級ホテルに就職して、キャリアを積みますが、このホテルにも子供を連れて一度お邪魔したことがあります。

 講師のアルバイトをしていた頃、大学で教職課程も取っていたのですが、「教職を続けるのは大変だし、ホテルに就職するつもりだからやめようかなと思うんですが…」と相談されたことがあります。

 その頃も確か人手不足な感じだったので、大変な教職課程をやめて、シフトにばっちり入ってくれれば塾としても楽だったのですが、私は「教職は今しか取れないから頑張った方が良い。先々で役に立つことも必ずある。」と言って翻意させ、教育実習にも行って教員免許を取得しました。そして、その免許が本当に生きるようになります。

 外資系ホテルに勤務して5〜6年が経過した時、母校からの誘いを受け、アメリカにある母校の姉妹校の教員となるため、渡米することになったのです。

 経緯までは詳しくは聞いていませんが、恐らくは海外で仕事をすることを模索する中で、かつて取っておいた教員免許が生きたということだと思います。

 そんな彼女が、アメリカの地で恋をしてやがて結婚、そしてこの度ベイビー、ウィリアム君の誕生に至ったというニュースは、私にとってもとてもエキサイティングなものです。

 今やコロナ禍でなかなかいけませんが、よく飲む元生徒から、「先生、そういう俺が人生を変えた系の話好きですよね。」と言われることがあります。

「はい!」その通り、その手の話は大好物なんです。笑

 やはりこの仕事をしていて、生徒達の人生の転機になるような「しかけ」というか、後の生き方に徐々に効いてくる指導が実感できるということは、私にとっての大きな名誉であり栄光です。

 そういう小さな演出をお手伝いできるような仕事を、これからも少しづつ少しづつ積み上げていきたいものです。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年08月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る