様々な医療行為をするにあたって、
輸血などで人間の血液というのが必要な場面が多いですから、
献血の重要性というのは日に日に高まるばかりです。
ところがここ最近は、献血をする若者というのが激減しているそうですね。
特に十代、二十代ともに献血者が大幅に減っているんですね。
献血というのは、他人の役にも立ちますし、自分の健康状態もチェックできますから、
是非とも若者たちにも協力してほしいですよね。
人通りの多い駅前や繁華街、
さらに職場や学校などへの移動採血車の出動を増やしたりして
献血者数アップを目指しているようですが、なかなか思ったように伸びてないようですね。
こうなったら、客引き的な行為をしてみたらどうですかね。
街中を歩いてる若い男の子に近づいていって
「・・・処女がいるんだけど、じっくり抱いてみない?」
喜んでついていくと、中が空洞になった等身大の鉄人形の中に入れられましてね。
扉を閉めた途端、中に生えている無数のトゲでもって、
あっという間に血液が採取されるんですね・・・処女は処女でも、
『鉄の処女』だったりするんですけどね。
愛知県名古屋市に日本一の広さを誇る献血ルーム、
『タワーズ20』という施設がありましてね。
面積は九百五十二平方メートル、ベッド数も二十八床という、
血を採るだけの空間としては贅沢すぎる広さですね。
最近の献血というのは、血液の中でも、液体成分の『血しょう』や、
傷口から出る血を固める働きをする『血小板』を選別して採る
『成分献血』が主になってるんですが、終わるまでに一時間近くかかるんですね。
そんなに時間かけなくても、ナースのスカートを超ミニにすれば、
一瞬にして『鼻からの大量摂取』が可能だと思うんですけどね。
ところがここの献血ルームは、窓から名古屋駅を行きかう電車を見下ろせ、
献血の間は、ベッド横のテレビで、好きな映画や番組が見放題なんですね。
これはちょっとした『行列のできる献血ルーム』になりそうですね。
「いや〜、ここは快適だね〜。看護師さん、もう二百CCいっとこうかな」
「まあ、嬉しい!・・・すみませ〜ん!こちらのベッドの方、四百のボトルお願いしま〜す」
なんてんで飲み屋みたいになっちゃいましてね。
調子に乗って四百CC献血して、
貧血起こして倒れちゃいましてね・・・結局、五百CC輸血されて帰ってきましてね。
『献血に行って【利益】出して帰ってきたのはあいつだけだ』なんてんで悪口言われたりしてね。
微笑亭さん太
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