読書感想文シリーズその1270「星系出雲の兵站　遠征　第4巻」

「星系出雲の兵站　遠征　第4巻」
林　譲治
ハヤカワ文庫JA
2020年8月2日読了

［早川書房による内容紹介］
https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000014528&search=%C0%B1%B7%CF%BD%D0%B1%C0&sort=
出雲星系で発見された播種船の減速装置と思われる遺物。その分析から、太古の人類は敷島星系を通過していたことが明らかになる。ジャック真田らはゴート文明の真実を明らかにすべく、敷島星系の衛星美和に存続しているらしい海中都市、および謎に包まれた惑星敷島の調査を急ぐ。いっぽう烏丸司令官は、ガイナスの集合知性の基盤に獣知性なる存在があることを喝破するが、その矢先、五賢帝が不穏な反応を示し始める……。

［読書感想文］
林サン，面目躍如．淡々としたタッチにごまかされるけど，いやいや，たいがいジェットコースターだの．仮説は仮説を呼ぶわ，風呂敷は広げまくるわ，その広げた風呂敷の中に，伏せてないのでもはや伏線とは言えない伏線をこれでもかばかりに散らかすわ，やりたい放題．んで，とんでもない引きの上に「次巻完結」...って，あーた．ま，後1巻でシリーズ完結はむずかしかろうし，1stシーズンの時みたく，2ndシーズン「完結」後すぐに3rdシーズンがはじまるのかもね．あ！　オープンクロージングで，後は読者の自由にってのだけはやめてね．