mixiユーザー(id:14921690)

2020年07月22日05:51

23 view

最後の片道切符

このサイトの広告でいきなりこいつが飛び込んできたのであわや失禁しそうになった。

フォト

江頭2:50改めてであろうか江頭2億5千光年とかになっている。それにしてもかねてより薄毛の頭髪がますます後退してしまっているなあ(-_-;)。常に上半身裸の反骨の彼もなんだか老骨という感じになってきている。時は流れたいうことでありましょう(*´ω`*)。

数日前この若きお方の訃報にちと驚いた。

フォト

イケメン俳優の三浦春馬くんである。自宅クローゼットで首を吊っているところを発見され、遺書らしき書置きがあったことから自殺とみられているとあった。

やはり気になるのはまだ30歳という若さにありながら死にたくなったであろう動機である。ネットニュースの抜粋ななめ読みによれば、どうも彼は俳優業と私生活の線引きが苦手だったようだ。

配役に浸り過ぎてしまうとなかなか実生活に戻り切り替えることがうまくいかなかったようであるとあった。そのせいであろうか2年ほど前から死を予感させる筆記があったりとか、その頃から劇的に酒の摂取量が増えたとかで端的にノイローゼ気味であったようだ。
そうしてこんなんじゃ死んじまった方が楽となってしまったのではないかと思う。残念なことである。

最近までの芸能活動をみると直近もドラマの仕事昨年からは歌手活動始動など一見順風にみえたが、本人は違っていたということだ。他人の心のありようはかくもわからないものである。

まだ30歳だった。これからいくらでもやりたいことそしてやれることがあったろうにまこと惜しいことである。僕が30歳の時は離婚したてで絶望的な気分を一部に抱えながらも再起を自身に誓ってもあった。まあ死にたいほどではなかったのは確かである。

「自殺はいかん!」とこのお方も生前のべつおっしゃっていた。

フォト

「大霊界」の丹波哲郎さんである。僕じつはこの映画をなんと劇場で観たのであった。
高校友人のHくんほか同期4名で卒業就職を祝って再会した際に、Hくんがこの映画をどうしても観たいというので不承不承皆で鑑賞することにしたのであった。

冒頭から霊界で和服を着た女性たちが番傘をさしながら大空を浮遊しているのを観てしまい座りながらも立ちくらみを起しそうになったものだった。Hくんは面白かったを連発して大満足だった。彼は東北大出身で業界最大手の精密機器メーカーの技術研究員としていまもその会社で精勤している。志向と才能にはやはりズレがあることを彼もまた僕に教えてくれている。

この映画作品は意外にもけっこうヒットしてしまったおかげでババを食ったのはこちらだ。

フォト

勝新太郎さんの昭和最後のそしてシリーズ最後の映画の「座頭市」だ。僕は劇場で2回観たしビデオを50回は観たが、「大霊界」の邪魔もあり興業輸入は不調だったようだ。

丹波さんの話を戻すと、あの方かつて東海道新幹線で西行する際に隣席であの山城新伍さんと偶然乗り合わせたとあった。そして丹波さん山城さんに対して、「しんご、お前はどこまで行くんだ?」と訊き、京都までですと言われたので、丹波さん山城さんに続けて言うには「そうか、俺は広島だから、じゃあお前ゆっくり寝ていろ!俺が京都手前で起こしてやるから!」、とあったそうだ。

そうして数時間後。ふたりが目覚めたのは終点の博多であった。目覚めて寝過ごした事実に気づいた丹波さんは山城さんをつかまえてこう言ったのだそうだ。

「しんご!なんで俺を起さなかったんだ!」。

だははははははははは。このあたりはなんだかガッツ石松さんとおんなじだよね。さすがは丹波さん。「007」ではカッコよかった。

脱線した。三浦春馬くんだ。続けてネットニュースを読んだところ、どうも孤立してしまっており相談相手をもてていなかったらしい。聞けば有村架純ちゃんや蓮佛美沙子ちゃんといった女優さんたちとも仲が良かったそうだが、同性で気さくに話せる人がいなかったのか。

僕がいまもし死にたくなるような気持ちになってしまったとしても家内がいつでもすぐ話を聞いてくれるのでひとりうつうつとすることもなくありありがたいことである。ほんと、ひとりでいいんだよね。話を聞いてくれるひと。

いずれ片道切符を握って旅立つ時は自身の命の灯が消えるときだけでありたいものです。一曲。勝新最後の「座頭市」から「Loner」。



死ぬ時は誰だってひとりだ。だが傑作漫画「寄生獣」で原作の岩明均先生はラストのコマでこう言っていたぞ。

「誰かに寄り添い。やがて命が終わるまで」。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する