そういえば、ぼくが子供の頃は、結構あちこちに野良犬がいたものですが、21世紀になってからは、野良猫は今でもあちこちにいますが、野良犬は全く見かけなくなりました。
ぼくは野良犬が苦手で、帰り道、野良犬が前の方にいると、すぐ方向を変えて野良犬が去るまで帰り道を進まなかったり、遠回りして帰ったりしたものです。
また、後の方にいて、追いかけてくると、気が付かないふりをして早々とその場から去ったり、丘の上に上って、犬から逃げたりしていました。
おかげで、野良犬にかまれるといったことは、ありませんでした。もっとも、前に飼っていた犬には、かまれたことがありますが……。
でも、大人になって考えてみると、野良犬になったのは、元はといえば、身勝手な人間に捨てられた犬が大部分だと思うのです。それを思うと、人間の身勝手さに対する怒りと、好きで野良犬になったわけではない犬達に対し、悲しい気持ちになります。
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