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2020年07月07日23:03
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快復】元・ブラックニートとココミのラブ��
愛ミクの皆様、サイコー(´・∀・｀)
さっそく、始めちゃうぜっ
。。。。。。
ケ「じゃあ、伝えるね。
ここのカジノ、
裏カジノだから。」
マ「ん？言ってる意味がよく分からないんだけど？？」
ケ「あのね。。九条院さんが、
ここのカジノの収益を、海外に横流ししてるのよ。」
マ「ん。。。？
なんで？
Kしか取り扱ってないのに、
収益なんて出るの？」
ケ「本当はKってね、
1K＝2円で、現金化されているのよ。」
マ「。。。は？
。。。え？？
どう言うこと？？」
マサルは頭が真っ白になるのを通り越して、
体温が急激に下がった。
ケ「だからさぁ、簡単に言えば、
違法カジノよね。」
立っていたマサルが、床にヘタヘタと座り込む。失望とパニックに、
しばらく言葉が出なかった。
マ「。。。最初から、こういう事だったの？
ケイコ？」
ケ「さぁね。
でも、手切れ金10万円も払えない男には、
担保賭けてでも、ギャンブルででも稼いでもらわないとね。」
マ「え。。。え？？僕はどうなるの？
何をすればいいの？」
？「すぐさま、君とお兄さんの会社の権利を、
くれるだけでいいさ。」
マ「く、九条院さん
リキヤさんまで
僕を騙したんですか？？」
九「騙す？いやいや、譲渡の件は、
書類に全部書いてたじゃない。
後は君の即決力で、君がリスクを背負っただけの話。」
リ「悪いな、マサルくん。
俺も魔駄羅を背負ってるんでな
ケイコにも、九条院さんにもお世話になってる。」
九「それにさ、君はケイコの元カレらしいじゃないか？
だから、あまり良くは思えなかったんだよな。
」
マ「じ、じゃあ、前回の事件でケイコを口説いたお金持ちって。。。」
九「うん。僕だよ。お金があれば、
様々な物事が買えるんだよ、マサルくん。
ケイコや、リキヤくんにもKを借りてるらしいね。その分も回収するからね。」
マサルはやっと気付いた。
自分の甘い判断で、仲間の人生が狂ってしまったという事を。。。
。。。。。。
神「うーん。。やっぱり半年あたり前から、
マサルが色々な意味で変わってないかな？
毎日、帰ってくるの遅いよね？
妙に明るいしさ。」
9「そうだね。財務管理表の件も、ひっかかる。
ミーティングでも開くかい？
事の真相を、今日、確認しよう。」
しかし、待っても、待ってもマサルは帰ってこなかった。。。
神「。。。あ
」
ガ「どうした、いつものひらめきか？」
神「半年くらい前、俺はマサルと焼肉を食べに行った。あの、三連休の時だよ。」
ノ「あ、いつもの焼肉屋さんだね？」
神「はい。そこで、見かけないメダルを拾いました。
Kとだけ書いてある、パチスロで使うようなメダルでした。
そのメダル、マサルが席を外した時に、
しばらくして床に落ちたんです。
なんとなく、嫌な予感はしてました。
ねぇ、大王様？」
大「。。。なに？。。。」
神「このメダル、インターネットで調べられないかなぁ？どこかの国の外貨かも知れない。」
大「。。調べる。。。」
カタカタッ
神「はやっ。
なになに？
【都市伝説・Kメダルの、円への換金。】
この街のどこかに、大きな違法カジノがある。このKメダル1枚で、2円と換金できる。
ただし、カジノから無事に帰ったものは、
今までにいない。
信じるかどうかは、あなた次第です。」
俺が感じていたマサルへの違和感は、
一気に確信へと変わった。
神「ありがとう、大王様。。。
。。。間違いなく、マサルはこのカジノにハマっている。」
9「問題は、誰と接触して、カジノへ通い出したかだ。何かヒントは無いものか。。」
カジノのありかも、マサルの安否も全く分からなかった。
前回のような悲劇が起きる前に、阻止せねばならない。
よりによって、なんでマサルなんだよ。。
9「我が9682（クローバーズ）が、お役に立てそうだな。トップのランマルを呼ぶよ。」
。。。30分後。。。
ラ「皆さま、はじめまして。
9682の、ランマルと言います。
よろしくお願いします。」
9「悪いな、時間を割いてしまって。
状況は、今のべた通りだ。
何か、ヒントなどはないか？」
やや無茶振りだったが、ランマルさんは、
頭がキレるという事だった。
ラ「そうですねぇ。。
もちろん、
そういった場所に自発的に行くような方ではないですよね？」
神「はい。産まれてからずっと見てますが、
性格上そのような事はないと思います。」
ラ「。。お兄さん、彼の友達などとは会ってませんか？」
神「。。無いですね。いつも呼ばれて行くタイプだったから、うちには友達を呼ばなかった。」
ラ「なるほど。。
では、
どのようにして裏カジノまで行っていたんでしょう？
交通手段は確認できますか？」
神「。。おそらく原付バイクか、軽自動車ですね。」
ラ「目立たなく行き来するには、バイクでフルフェイスのヘルメットで通った可能性が高いですね。」
神「確かに。ヘルメットは、フルフェイスでした。その他に、手がかりなんてありますかねぇ？」
ラ「だいたい外へ出る時間帯、職場での精神状態。。あとは、最終手段ですね。。。。」
神「最終手段？？
と言いますと。。。？」
ラ「弟さんには悪いですが、
もし使っているお部屋があれば、
お部屋の中を探すしか無いですね。」
俺はどこかで、その手段を避けていた。
大事な弟だ。アイツがカジノに通うなんて、
思いたくも無いし、まだ分からない。
。。でも、時がきてしまった。
俺は部屋を案内するしかなかった。
神「ここが、弟の部屋です。どうぞ。」
ラ「では、お兄さんに許可を得たと考えてよろしいですか？」
神「。。。はい。」
ラ「では、失礼します。
少しでもプライバシーを保護するため、
お兄さんと僕だけが部屋で探します。
その点は、問題ないですか？」
神「はい。。よろしくお願いします。。」
今まで入ったことがなかった、マサルの部屋。
俺とは正反対で、几帳面に、キッチリ片付けられていた。
ラ「お兄さんは、押入れ関係を。
僕は、机の引き出しやカーペットの裏を探します。
少しでも違和感があったら、お知らせくださいね。」
神「はい。。」
最後はマサルを信じるしかなかった。
カーペットの裏からは、またもやKのメダルが1枚検出された。認めたくなかったが。
押入れもくまなく探したが、
何も無い。
布団だけがギッシリ敷き詰められていた。
布団を全部出す。何一つ見つからなかった。
となると、
ランマルさんが探しているゾーンに絞られてくる。
神「何かありましたか？こちらはありません。」
少しホッとした自分がいた。
ラ「うーん。。こちらも、少し下の世代の、一般的な男性の机のようです。
引き出しに鍵さえかけてない。」
良かった。。。
セーフ。。
と安心した瞬間に、ランマルさんが最後の提案をのべた。
ラ「屋根裏って、上れますか？」
。。やはり、確認するようだ。
何も無い事を祈るしかない。
神「そこの天井を上に外せば、入れるようになってます。」
ランマルさんは小柄なので、スムーズに上がって行った。
神「何かありましたか？？」
ラ「はい。。
青い小さなお守りだけ。」
ホッとした。それは、おふくろからもらったばかりの、お手製のお守りだった。
だよな。
マサルに限って怪しいとこなんて、ない。
ラ「お兄さん、まだ安心は出来ませんよ。」
え？
神「何か見つかりましたか？
もう何もないでしょう？」
ラ「いいえ、お守りの中に紙切れが入っています。出しますね。」
ランマルがゆっくり下りてきて、一緒に紙切れを見る。
【ケイコ、リキヤさん住所、
九条院さん店舗。
トキオの亡霊が逆立ちをしている。】
そこには、それぞれの住所、
最後にトキオの亡霊と、書いてあった。
ラ「お兄さん。。。この中に心当たりのある名前は？？」
いた。
1人だけ、俺の家族を侮辱したヤツが。
ケイコだ。
マサルをふった、マサルの元彼女だ。
お金持ちに口説かれて、マサルの元を、あっけなく去った。
俺は、あの顔も体型もしっかり記憶していた。
神「います。ケイコって女です。
顔もスタイルも全て覚えています。
弟の元彼女です。
でも、トキオの亡霊というのは、まだ誰か分からないままです。あちらからのアクションが無い。」
ケイコ。。。
あの時の怒りが、また込み上げてきた。
ラ「お兄さん、お車はお待ちですか？」
神「すみません、免許自体持ってないです。」
ラ「そうですか。
じゃあ、ケイコさんの自宅前に、
僕の車で張り込みましょう。
そして、さりげなく尾行しましょう。
怪しい場所に行くまで、あらゆる手を使って、
何度でも尾行しましょう。」
神「は、はい。」
ラ「いざとなったら、界隈のギャング達に力を借りましょう。
【白威龍神】
の、
シロさんは、
お兄さんには友好的だと聞いています。」
神「はい。元々、シロくんに、
トキオの亡霊から脅迫電話があったんです。
半年超えても、未だに動きはありませんけどね。」
ラ「余裕が出来たら、その件も解決しましょうね。」
。。。。。。。
マサルは、ケイコとともに、
ヴァーチャル・カジノのとある個室で、
九条院を待っていた。
すぐに九条院が、SPに守られながら、
ニヤニヤしながら歩いてきた。
九「コトを知ったからには、口外禁止とさせてもらうよ。マサルくん。
とはいえ、意図的にケイコが話したんだけどね。ふふっ。
君だけがビデオに映っている証拠まである。
君だけでは払えない金額の借金も背負ってしまったな。」
マ「九条院さん。。
ひどくないですか？
僕に何の恨みがあるんですか？」
九「君はケイコに、精神的不快感をたくさん与えたそうだな。」
マ「そんなコトないですよ
恋人同士でも、口喧嘩くらい、誰でもあるじゃないですか」
九「それは、被害者側が決める事。
ケイコはひどく辛かったそうだ。
君に尽くしたと聞いているよ？
そうだろ、ケイコ。。。？」
ケ「ええ。毎日が暴言だらけで、暴行まで加えられたわ。」
マ「え？？そんな事して無いですよ
嘘までつくのか、ケイコ
」
ケ「あぁ、痛かった。何言ってるのよ？
心も体も痛かったわ。別れて正解よね。」
九「だ、そうだ。
なので君を、僕の別荘に軟禁しようと思っている。気がすむまで痛めつけてあげるよ。。
。。心をね。」
マ「く。。
みんな、ゴメン
」
。。。。。。
マサルは、電話さえも繋がらなかった。
罪悪感の末、逃げたのか？
いやいや、そんなひ弱な弟では無い。
アイツは俺に無いものをたくさん持ってる。
それに、あの事件を共に戦ったんだ。
今は信じよう。
俺は、部屋のお守りの件を、みんなに話した。
ガ「なんだと？また事件かよ。
その紙切れ、暗号だったりするのか？」
ラ「今はまだなんとも言えないです。
でもその可能性も頭には、ある。メモに書き殴った数が少なすぎますが。」
俺とランマルさんは、ケイコの住所付近に、
翌日から時間帯を変えて張り込んだ。
なかなかそれらしき人物が見つからない。
一体なんの仕事してんだ？？
。。張り込んで一週間。
ついにその時が来た。
俺らは2人とも神経をすり減らし、監視を続けたため、眠るすんぜんだった。
神「あ
ランマルさん、ケイコですよ
でも深夜だ。。この時間帯に仕掛けるのは、
不利ですよ。」
ラ「確かに、僕らが行くのは不利ですね。
なので、置き手紙を仕掛けましょう。
これを、ご覧ください。」
それは、頭がキレるランマルさんと、
パソコンのプロ、大王様の完璧なワナだった。
医療業者風の封筒と特報の長文用紙。
それは、治験のお誘いだった。
治験とは、
世に出る前のお薬をしばらくテスト服用して、
高額の謝礼をいただく、言い方は悪いが、
【人間モルモット】
のお誘いだ。
ケイコは女性だ。
人間、何かしら体に不調があるもの。
女性特有の病名をズラリと並べて、
どれかに引っかかるように書いてあった。
その説明会の、ご案内だ。
急な治験が怖い方のために、
事前の説明会を開くという内容で、説明会にも謝礼を書き加えてあった。
説明会に参加するだけで、10,000円の交通費が支給されるという設定だ。
本件まで参加すれば、200,000円の謝礼だ。
ランマルさんが言うには、心理学的に、
説明会というワンクッションをおけば、
説明会にだけ引っかかる仕組みだということだった。
しかし、治験の件を口外された場合、慰謝料が発生する、痛いオマケ付き。
あえて高額ではなく、お小遣いレベルで、
説明会だけ行けばお金がもらえるというゴキブリホイホイを、
ケイコの部屋のポストに静かにセットし、朝を待った。
。。。。。。
さすがに俺たちもホッとしたのか、
急に眠くなって来た。
朝まで爆睡だ。
。。。。。。
ブルルッ
ブルルッ
朝、ランマルさんのニセ治験業者用のガラケーに、
ケイコから連絡が入った。
例のゴキブリホイホイに、要予約と書いたからだ。
ケ「もしもし？あのぉ、説明会に行けば、10,000円いただけるんですか？」
ラ「はい。治験はなかなか参加者が集まらないので、金額を高めに設定しております。
あくまで治験なのて、謝礼となっております。
他にご質問はございますか？」
ケ「ええ。本件って、何をするんですか？」
ラ「あなた様の症状によりますが、
基本的にはお薬を服用していただき、
病院に入院していただきます。
お薬の服用と採血時以外は、自由時間です。
食事もご用意いたします。
ただし、病院で拘束いたしますので、
しばらく自宅に帰れません。
謝礼は、きちんと最後の日まで入院していただき、手続きが完了しましたら、
指定の口座にお振込いたします。
他にご質問はございますか？」
ケ「。。。いえ。とりあえず、説明会だけ予約しようかな。」
ラ「ありがとうございます。
それでは、個人情報になりますので、
用紙に記載しているアドレスに、
空メールをお送りください。
ご安心ください。個人情報は保護されます。」
ケ「あの、この用紙が届く人は病気なんですか？」
ラ「いえいえ、逆でございまして、
指定の病気以外、健康な方を選ばせていただきます。
そちらの用紙はランダムに配布しておりますので、もしもの時は、説明会でお断りください。
交通費のみお支払いします。」
ケ「じゃあ、行きます
空メールします。
場所は福祉センターでしたよね？
それでは失礼します。」
説明会だけで10,000円はもらえるので、
金の亡者であるケイコの頭は、判断力を失っていた。
。。。。。。
マサルは、携帯電話を没収され、
地下のカジノのスタッフルームに軟禁されていた。
これから九条院の別荘へ移動するという。
福岡県外の山の中らしい。
マサルは、隠しておいた青いお守りに、
結果的に守られる事になった。
九条院が先か、ケイコが先か。
ケイコがトラップに引っかかれば、
お互いが人質を有する事になる。
しかし、俺はまだ九条院の情報が無く、
マサルの紙切れに頼るしかなかった。
紙切れには、九条院の何かしらの店舗があると書いてあった。
それに、
【トキオの亡霊が逆立ち】
という走り書きは、
なんとなく暗号の匂いがした。
マサルは、トキオの亡霊に捕らわれたのだろうか。
俺とランマルさんは、次の仕掛けに入った。
架空の会場を準備し、9682のメンバーと、
俺が呼んだ、
【白威龍神】
の、
シロも、会場のスタッフとして参加してくれた。
翌日、さっそく架空の説明会を行った。
スタッフや志望者は全て、
【白威龍神】
と、
【9682】
の女性メンバーを仕込んだ。
目には目を。
歯に歯を。
おそらくマサルはどこかに閉じ込められている。
女性なので申し訳ないが、
ケイコさんを囲う。
俺よりも、ランマルさんが気にしていたが、
俺にとっては当然の報いだ。
。。。。。。
マサルは目隠しをされ、さるぐつわをくわえさせられ、九条院の別荘へと向かった。
道順などは分からなかった。
唯一許されたのは、空気を変えられる、
窓を開ける事。
さるぐつわをくわえさせられているので、声は出せない。
それでもマサルは、あまりにも成功率が低い賭けを行っていた。
マスターマインドの誰かが気づいてくれれば。。
。。。。。
968は、ランマルに絶対的な信頼を感じていた。
とにかく頭がキレるのと、繊細かつ大胆なほどに、折れないハートを持っていた。
ランマル1人で、幹部10人分の仕事をこなすと感じていた。とにかく逸材なのだ。
ケイコを囲う事は、容易であった。
仕掛けさえ考えておけば、代役が行動しても囲えるようにしていた。
ケイコの件は神とメンバーに任せ、
ランマルは、別件で動いた。
ランマルは、
【青鬼サイクロン】
という、
カラーギャングのトップ、
瞬殺のサクを、呼び出した。
いも焼酎を手土産にして。
サ「おいおい、まだ寝てたのによ、
何の用だ？2日酔いなんだよな。」
ランマルは、手土産に、
【いも焼酎・睡蓮】
を持参した。
【白威龍神】
のシロに、
ビッグスクーターを借り、
どうしても2人で行きたい場所があった。
ラ「しんどい所、すみません。
僕とこのスクーターで、来て欲しい場所があります。」
サ「おう、分かってんじゃねぇか。
2日酔いでも嬉しいぜ。
で、どこに行くんだ？」
ラ「とあるお金持ちさんが所持する、
【BAR・サンクチュアリ】
と言う名の、地下カジノにね。」
。。。。。
架空説明会の、準備は万端だった。
誰がどう見ても、一般の医療関係者の治験の説明会だった。女性メンバーが、志望者になる。
俺はスピーチや説明などは大の苦手なので、
営業のベテランで、ココちゃんのお兄さんでもある、ノゾミさんが前で話をする事になった。
俺は、ノゾミさんの助手。
。。ケイコが、そそくさと現れた。。。
。。。。。。
マサルは、ひたすら賭けに出ていた。
目隠しをされているので、窓の外に耳をすませるのに精一杯だった。
九条院がおどす。
九「もうすぐ、僕の別荘だ。山の中だから、
誰も助けには来ない。
心配しないでくれ。食事とトイレは許可するよ。目隠しと、さるぐつわも取る。
でも、僕も福岡へ戻るから、ずっと1人だ。
携帯電話も没収。特殊な空間を楽しみたまえ。」
。。。。。。
ランマルは、シロに借りたビッグスクーターで、サクと共に、
【BAR・サンクチュアリ】
に着いた。
マサルが残したお守りの紙切れに、
BARの住所が載っていた。
どこにでもある、普通のBARだった。
それでもランマルは、くまなくBARの周りを調査している。
サクはヒマそうに、焼酎をビンのまま、
ストレートで飲んでいた。
サ「おいおい、何をそんなに詳しく調べんだよ？もっと詳しく説明しろよ。」
ラ「僕の経験上、今回は、拉致事件だよ。
僕らと彼らの、拉致の化かし合い。
必ず現場にヒントがある。」
サ「ふぅん。よく分からねぇが、
そんなもんかねぇ。俺は何すりゃいんだよ？」
ラ「ボディガードだよ。瞬殺のサクでしょ？」
サクは、あっという間に焼酎を飲み干し、
BARの裏側に空き瓶を置いた。
サ「ん？
おい、ランマル。
なんかたくさん小銭が落ちてるぞ？
ちっ。100円じゃあなかったか。。。
Kって彫ってあるぞ。」
ラ「さすがサク。お手柄だ。
そのメダル、並んでるでしょう？」
サ「あぁ。どこかに続いているようだな。」
ラ「サク、スクーターでKのメダルを追いかけるよ？」
サ「なんだよそれ。
なんかの昔話であったよな。パンをちぎって置いて行くやつ。誰か拉致られてんのかよ？」
ラ「そんな所だね。どこまで行けるか分からないけど、メダルが消えたら、その時考えよう。」
サ「相変わらず、適当なのか計算なのか分からねぇ奴だな。まぁいいや。途中でビール買ってくれな。」
。。。。。。
九「さぁて、着いたよ、マサルくん。
この別荘、セレブ感覚だろ？良かったね。
君には貴重な体験だよ。」
マ「。。。くっ。。
ところで僕は、別荘で何するんですか？」
九「ひたすら、人質に決まってるじゃないか。
借金と、会社の件、覚えてるよね？」
マ「。。。はい。。
九条院さんは、こらからどうするんですか？」
九「一通り別荘の使い方教えたら、
福岡に戻るよ。次はいつかなぁ。
思い出したらまた来るよ。」
。。。さぁ、どうなるマサル？？
ご愛読ありがとうございます
では、良い1日を
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