6月に観た映画

6/1 『アシュラ』(2012/さとうけいいち)★★★★
6/2 『五日市物語』(2011/小林仁)★★★★
6/3 『濡れ絵筆　家庭教師と息子の嫁』(2019/加藤義一)★★★
6/3 『あきる野物語　空色の旅人』(2015/小林仁)★★★
6/4 『変態家族　兄貴の嫁さん』(1984/周防正行)★★★★
6/5 『男はつらいよ　知床慕情』(1987/山田洋次)★★★★
6/6 『ブルーフィルムの女』(1969/向井寛)★★★
6/7 『恋すがた狐御殿』(1956/中川信夫)★★
6/8 『薔薇のためいき』(1972/西村昭五郎)★★
6/9 『男はつらいよ　寅次郎の青春』(1992/山田洋次)★★★
6/10 『新　女囚さそり　７０１号』(1976/小平裕)★★★
6/10 『若奥さまのナマ下着』(1987/石川欣)★★★
6/11 『ｃｏｍｐｌｅｘｅ　微熱の玻璃　あるいは悲しい饒舌　ワルツに乗って葬列の散歩道』(1964/大林宣彦)★★
6/11 『新・女囚さそり　特殊房X』(1977/小平裕)★★★
6/12 『日本の黒幕（フィクサー）』(1979/降旗康男)★★
6/13 『女殺し屋　牝犬』(1969/井上芳夫)★★★
6/14 『喪服教師　のどの奥まで』(1997/新田栄)★
6/15 『霧の旗』(1965/山田洋次)★★★
6/16 『ここは退屈　迎えに来て』(2018/廣木隆一)★★★
6/18 『団鬼六　薔薇の肉体』(1978/藤井克彦)★★
6/19 『好き好きエロモード　我慢しないで！』(2019/渡邊元嗣)★★
6/20 『チキ・チキ・バン・バン』（1968/ケン・ヒューズ)★★★
6/21 『悪魔が呼んでいる』(1970/山本廸夫)★★★
6/22 『横堀川』(1966/大庭秀雄)★★★★
6/22 『ＲＡＮＢＵ　艶舞剣士』(2004/雑賀俊郎)★★
6/23 『女子大生　教師の前で』(1983/水谷俊之)★
6/24 『マイ・フェア・レディ』(1964/ジョージ・キューカー)★★★★
6/25 『バージン協奏曲　それゆけ純白パンツ！』(2019/小栗はるひ)★★
6/25 『襟裳岬』(1975/加藤彰)★★
6/26 『北上夜曲』(1961/中島義次)★★
6/27 『巴里のアメリカ人』(1952/ヴィンセント・ミネリ)★★★★
6/28 『超時空変態人間２　セクシータイム・アゲイン』(2019/遊山直奇)★★
6/29 『台所太平記』(1963/豊田四郎)★★★
6/30 『こんな夜更けにバナナかよ　愛しき実話』(2018/前田哲)★★★

6月は美空ひばりは1本だけでおやすみし、特にテーマを決めないでアトランダムに
鑑賞。

周防正行のデビュー作にして唯一のピンク映画『変態家族兄貴の嫁さん』を36年ぶり
に鑑賞したが、当時好きな女優だった風かおる、麻生うさぎ、山地美貴がそろい踏み、
男優も大杉漣と下元史朗が大活躍してて、小津映画にオマージュ捧げてるのがいいね。
小津もピンクも好きでない人には楽しめないと思う。ところで昔出てたDVDがアマゾン
で4万円くらいで出てたのには驚いた。僕は発売されたばかりの海外版を購入したが、
そこに向井寛の『ブルーフィルムの女』も入っており、タイトルが『色仕掛け女極道』
となっていた。昔VHSで観たときには『ブルーフィルムの女』だったと思うので？
調べたら、海外の映画祭で上映されたときに音楽が著作権の関係で使用できず差し替え
たという記事があり、その関係か。

『霧の旗』も久しぶりに観たが、どうしても倍賞千恵子の行為に同情もできないし、
逆恨みで善意の人たちを破滅に追い込んでるとしか思えないし、兄の復讐のためなら、
最後にその無実の証拠になるはずのライターを海に投げ捨てるのはおかしいと思う。
同じ倍賞主演でも『横堀川』はいい。

『チキ・チキ・バン・バン』は原題は『Chitty Chitty Bang Bang』だから「チキチキ」じゃないんだよね。しかも僕の耳には何度聞いても「チリチリ」としか聞こえないのだった。

『巴里のアメリカ人』は、ジーン・ケリーとレスリー・キャロンのダンスの素晴らしさ
は言うまでもないが、ピアニスト役のオスカー・レヴァントもまたガーシュインが得意
な有名なピアニストだったことを初めて知った。ごきげんでハッピーな映画だ。

『日本の黒幕』には、無名時代の徳井優（徳井利次）と本間優二が出てた。
『台所太平記』の淡路恵子が絶品。