今日の出来事：７２０年−舎人親王らが「日本書紀」３０巻と系図１巻を完成し撰上、１９１６年−第一次世界大戦：ソンムの戦い、初日だけでイギリス軍に２万人の死者、４万人の負傷者が出る、１９３９年−第二次ノモンハン事件、１９４２年−第二次世界大戦・北アフリカ戦線： 第一次エル・アラメインの戦い、１９４５年−第二次世界大戦：熊本大空襲
今日は、舎人親王らが「日本書紀」３０巻と系図１巻を完成し撰上です。「日本書紀」は、奈良時代に成立した日本の歴史書です。日本で伝存する最古の正史で、「六国史」の第一にあたります。天武天皇の皇子・舎人親王の撰で完成し、元正天皇に奏上されました。神代から持統天皇の時代までを扱っています。舎人親王は皇太子・首皇子（後の聖武天皇）の補佐を命じられました。当時、朝廷の実力者であった右大臣・藤原不比等の薨去に伴って知太政官事に就任し、右大臣の長屋王とともに皇親政権を樹立しました。聖武天皇の即位に際し、封５００戸を加えられました。舎人親王は次第に藤原氏寄りに傾斜し、「長屋王の変」では新田部親王らと共に長屋王を糾問し、自害させました。さらに藤原不比等の娘・光明子の立后を宣言し、藤原四兄弟政権の成立に協力しています。
次に、第一次世界大戦：ソンムの戦いです。最終的に両軍合わせて１００万人以上の損害を出す、「第一次世界大戦」における最大の会戦となりました。またイギリス軍が当時、新兵器であった戦車を初めて投入した戦いです。「第一次世界大戦」の西部戦線は「マルヌの戦い」以降は膠着し、塹壕戦となりました。連合国側は「シャンティリュー会議」により英仏軍で連携した共同作戦が提示され、ソンム一帯を予定攻勢地域に選定しました。攻勢は東部戦線でのロシア、イタリア軍の攻勢と合わせて行われる事となりました。しかし、ドイツ軍のヴェルダン要塞進攻「ヴェルダンの戦い」でドイツ軍の消耗戦術によりフランス軍が苦戦したため、ソンムに投入する兵力は減少しました。連合軍は周到な準備の下、砲撃を開始してドイツ砲兵を圧倒しました。と同時にまず第１陣地を破壊し、さらに第２陣地を砲撃しました。飛行機もまた砲兵に協力してドイツ軍陣地の後方を擾乱しました。英仏両軍の歩兵は砲火と連携しつつ攻撃前進に移りました。しかしドイツ軍塹壕への事前攻撃の効果が少なかった事と、攻撃中の部隊との通信連絡が完全に途絶した事に加え、ドイツ軍の防衛陣地が多重防御を備えた強固なものであったため、攻撃は失敗に終わりました。イギリス軍は戦死１９２４０人、戦傷５７４７０人の損失を被りました。これは戦闘１日の被害としては大戦中でもっとも多い数となりました。フランス軍は夕方までに独第１陣地の最前線を奪取しました。ドイツ軍の逆襲を撃退してさらに攻撃を続け、第１陣地だけでなく第２陣地の一部も占領しました。ドイツ軍はこの間、各方面から増援を得て逆襲を繰り返して抗戦を試み、兵力は２倍、１６師団に増加しました。連合軍はその後も攻撃を続行しました。ここでイギリス軍はＭＫ．�祇鐚屬鮟蕕瓩道藩僂靴泙靴拭Ｈ詭�兵器を初披露した衝撃もあり、ドイツ軍の戦線攻略に効果がありました。ドイツ軍はファルケンハイン将軍がヴェルダン攻撃失敗により参謀総長の職を退き、ヒンデンブルク将軍がこれに変わりました。一連の戦闘でイギリス軍４９８０００人、フランス軍１９５０００人、ドイツ軍４２００００人という膨大な損害を出しましたが、決定的な成果がなく両軍対峙の形となりました。
その次に、第二次ノモンハン事件です。ソ連政府は「第一次ノモンハン事件」を日本の侵略意図の表れとみなし、日本軍の次の攻撃はさらに大規模になると考えました。白ロシア軍管区副司令官のゲオルギー・ジューコフが第５７軍団司令官に任命され、この方面の指揮をとる事になりました。このときジューコフは大規模な増援を要求しました。増強されたソ連軍航空機が国境を越えてカンジュル廟を攻撃し、爆撃は後方のアルシャンにも及びました。これに対して関東軍は、戦車を中心に各種部隊を増強して反撃する計画を立てました。新たに加わったのは第１戦車団(戦車２個連隊)と歩兵第２６連隊（第７師団）のほか砲兵や工兵を含む自動車化部隊の安岡支隊で、第１戦車団長の安岡正臣中将が率いました。作戦にはハルハ川を越える事が含まれていましたが、大本営には越境攻撃までは知らされませんでした。日本軍はモンゴル領の後方基地タムスクに大規模な空襲を行いました。大本営は越境空襲を事後に知らされて驚き、昭和天皇を動かして係争地を無理に防衛する必要はないとの大命を発し、敵の根拠地に対する航空攻撃を禁じる参謀総長の指示を出しました。その頃、攻撃のため国境付近に集結しはじめた日本軍に対し、ソ連軍は国境を越える威力偵察部隊を送り出して交戦しました。集結を完了した日本軍は、敵の背後を断って撃滅する意図をもって行動を起こしました。当初の作戦では、ハルハ川に橋を架けて戦車を含む主力が西岸に渡り、敵の背後から包囲攻撃をかける事とされました。しかし、西岸攻撃のために工兵が用意できた橋は演習用の器材を使った貧弱なもので、戦車を渡すことができず、それどころか橋を越えた補給継続の見込みもありませんでした。そこで作戦が変更され、歩兵が西岸に渡って退路を遮断し、東岸に残った戦車が北から攻撃をかけて南下し、敵をホルステン川の岸に追い詰めて殲滅する事を企図しました。西岸攻撃には第２３師団の第２３歩兵団長小林恒一少将が師団所属の歩兵第７１連隊と第７２連隊をもってあたり、安岡支隊から引き抜いた自動車化部隊の歩兵第２６連隊と砲兵隊、工兵隊が後続しました。一方、東岸の安岡支隊の主力は戦車第３連隊と戦車第４連隊で、歩兵第２８連隊の１個大隊と歩兵第６４連隊主力、馬で牽引する野砲兵１個大隊、工兵１個連隊、満州国軍騎兵が属しました。うち東を封じるのは満州国軍に任され、今回は南に兵力を送らりませんでした。総兵力は約１万５０００人でした。ソ連軍は、前回の戦闘と同様、歩兵戦力で日本軍に劣りましたが火砲と装甲車両の数で勝りました。ソ連軍司令部は、ハルハ川東岸への日本軍の攻撃を予想して、第１４９自動車化狙撃連隊と第９機械化旅団を置いていました。さらに増援軍にハルハ川を渡河させて日本軍の側面を衝く作戦を立て、第７機械化旅団、第１１戦車旅団、第２４自動車化狙撃連隊がタムスクを発ちました。ソ連軍と日本軍は、ほぼ同じ進路で逆向きの渡河攻撃を計画しましたが、日本軍が先に渡河をはじめて橋を架けました。渡河に直面したのはモンゴル軍の騎兵第６師団でしたが、抵抗らしい抵抗をしませんでした。ソ連増援軍は戦場に到着し、南に進んでいた日本軍と接触しました。装甲部隊を前にして日本軍の行軍は止まりました。この戦闘でソ連軍戦車は果敢に突撃して大損害を出しましたが、遠巻きにして砲撃を加えるようになると、日本兵の死傷ばかりが増えました。第２３師団はその日のに撤退を決め、橋を渡って戻りました。ハルハ川東岸では、日本軍が８７両の装甲車両で攻撃をかけました。主に軽戦車からなる戦車第４連隊は、装甲部隊による夜襲をかけました。大規模装甲部隊による夜襲は世界初で、大変珍しい例です。この攻撃は成功をおさめましたが、戦局に影響するほどのものではありませんでした。主に中戦車からなる戦車第３連隊は、防御陣地に対する正面攻撃を行って壊滅し、連隊長・吉丸大佐は戦車内で戦死しました。ソ連軍は反撃をはじめ、日本軍は退却しました。装甲部隊の急速な損耗を憂慮した関東軍司令部の判断によって安岡支隊は解隊され、戦車部隊は戦場から引き上げました。
その次の次に、第一次エル・アラメインの戦いです。エル・アラメインの戦いは、第二次世界大戦でエジプト国境に迫った枢軸国軍と連合国軍の戦いです。「ガザラの戦い」でトブルク前面の陣地線（ガザラライン）を突破したドイツ軍は、トブルク要塞を包囲しました。次のエジプト侵攻を考えると、戦車部隊での突破は難しいため航空戦力の支援の元、歩兵と砲兵による攻撃を主体としました。十分な安全が確保された後、戦車隊を突入させました。英軍に反撃の余力はありませんでした。英軍に与えた打撃は大きく、エジプト領内奥部のエル・アラメインに最終決戦陣地を敷きました。エル・アラメインを占領されると北アフリカの主要な軍港は全て陥落した事となり、これにより輸送船による増援が不可能となるだけでなく、その先にあるエジプトまでもが征服されると、中東の産油地帯はドイツ軍に蹂躙され、ソ連の油田まで占領されてしまう恐れがありました。こうした状況の中でアメリカ軍の本格的な参戦が決定し、レンドリース法（武器貸与法）によってイギリス軍は米国から３００輌以上のＭ４中戦車と大量の航空機の増援を受けました。対するロンメル装甲師団は連戦連勝を収めていたものの、補給の途絶えた中で初期とは見る影もなく消耗しており、戦車はドイツ製のものが９０輌、イタリア製の旧式戦車が１３０輌で残りは鹵獲戦車でした。ロンメルはせめて弾薬と燃料の欠乏を解決する為に、イタリア軍総司令部と空軍司令アルベルト・ケッセルリンクに戦争継続に必要な物資と１万５０００トン以上の燃料を輸送するよう約束させましたが、輸送船の到着するベンガジ港から前線まで約９００ｋｍ、最寄のトブルク港からでも約４５０ｋｍと離れており、補給線が延びた為に時間がかかりました。トブルク港への輸送は連合軍に制空権を握られている為、輸送船は途中で撃沈されました。東部戦線では「スターリングラード攻防戦」が起き、ドイツはほぼ全軍を投じていた為、北アフリカ戦線は二の次三の次とされ補給は届きませんでした。こうした状態で連合軍の大反攻が開始されました。アメリカ軍の戦車を大量に陸揚げし、物量に勝る英軍は植民地徴収兵（オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・インドなど）に、エル・アラメイン前面から南へ向けて堅固なボックス陣地（ガザラの戦い）を敷かせました。それに対し、ドイツアフリカ軍団（ＤＡＫ）ほかドイツ・イタリア枢軸軍の司令官エルヴィン・ロンメルは、英軍陣地ラインはイタリア軍と歩兵に任せ主力の第１５、２１装甲師団をはるか南から長躯迂回させ、地中海側から英軍を包囲しようと進撃を開始しました。しかし、英第７機甲師団の前衛の突破に手間取る間に、北から英第８機甲師団の一部が、東からは第７機甲師団の主力が圧迫してきました。そこでロンメルは当初の計画をあきらめ、第２１装甲師団が防御しつつ第１５装甲師団には、さらに迂回してアラム・ハルファ高地に陣取る英軍本陣を突こうとしました。しかし補給不足の中、必死に進軍する第１５装甲師団の前に現れたのは敵本陣ではありませんでした。英第２２戦車旅団が立ち塞がり、ドイツ装甲師団は敗走しました。しかし、この戦いで英軍は枢軸軍を多少押し戻しただけで、決定的な勝利とはなりませんでした。
最後に、第二次世界大戦：熊本大空襲です。７月１日の２３時５０分から翌日の１時３０分頃にかけて、「Ｂ−２９爆撃機」１５４機が宇土半島の海岸線から熊本市に侵入しました。熊本軍用地帯、熊本駅および操車場、工場群等を目標に焼夷弾１１０７トンを投下しました。市街の大部分が焼失し、死者４６９人、負傷者５５２人、家屋破壊・焼失１１０００戸、罹災者数４３０００人の被害を出しました。
今日の誕生日：浅井慎平、山本圭、横内正、田丸美寿々、明石家さんま、カール・ルイス、江頭２：５０、関口知宏、柴田ヨクサル、ルート・ファン・ニステルローイ、パトリック・クライファート、リヴ・タイラー、佐藤夏希（元ＡＫＢ４８）、神山智洋（ジャニーズＷＥＳＴ）、インディアナ・ジョーンズ
今日の記念日：国民安全の日、更生保護の日、こころの看護の日、童謡の日、クレジットの日、銀行の日、弁理士の日、建築士の日、郵便番号記念日、東京都政記念日、東海道本線全通記念日、名神高速道路全通記念日、函館港開港記念日、ウォークマンの日、鉄スクラップの日、びわ湖の日、井村屋あずきバーの日、ＪＵＮＥＴ記念日、テレビ時代劇の日、じゅんさいの日、山開き、海開き、新醸造年度、ナビの日、航空自衛隊安全の日
今日の「今日訓」：本日から、７月「文月」です。７月７日の「七夕」に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるから「文月」となりました。「全国安全週間の初日」である事から「国民安全の日」、１９４９年に「犯罪者予防更生法」が施行された事で「更生保護の日」、１９８７年に「精神衛生法」が「精神保健法」に改正された事で「こころの看護の日」、１９１８年、日本初の児童文芸誌「赤い鳥」が創刊された事で「童謡の日」、１９６１年に「割賦販売法」が公布された事で「クレジットの日」、１８９３年、普通銀行に関する法規の基礎となる「銀行条例」が施行された事で「銀行の日」、１８９９年に「特許代理業者登録規則」が制定され「弁理士制度」が発足した事で「弁理士の日」、１９５０年に「建築士法」が公布された事で「建築士の日」、１９６８年、日本で「郵便番号制度」がスタートした事で「郵便番号記念日」、１９４３年、「東京都制」が施行され、「東京市」と「東京府」を廃止して「東京都」が設置された事で「東京都政記念日」、１８８９年、東海道本線が全線開通した事で「東海道本線全通記念日」、１９６５年、名神高速道路が全線開通した事で「名神高速道路全通記念日」、１８５９年７月１日、函館港が横浜・長崎とともに日本初の貿易港として開港した事で「函館港開港記念日」、１９７９年、ソニーが携帯式ヘッドホンステレオ「ウォークマン」の第１号を発売した事で「ウォークマンの日」、１９７５年、「日本鉄リサイクル工業会」が設立された事で「鉄スクラップの日」、１９８０年７月１日、「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例（琵琶湖条例）」が、施行された事で「びわ湖の日」、暑さが増す７月の初日に「あずきバー」を食べて元気になってほしいという願いを込めて「井村屋あずきバーの日」、１９５３年７月１日に、日本で初めて時代劇テレビシリーズ「半七捕物帖」がＮＨＫで放送された事から「 テレビ時代劇の日」となりました。１９８７年７月１日、日本中のほとんどのサイトで、ネットニュース記事の配送が突然停止してしまいました。原因はニュース配送システム「Bnews」に漢字が通るように当てたパッチ中の「ｊｕｌｙ」とすべき箇所が「Ｊｕｌｙ」となっていた事でした。翌年から７月１日は「ＪＵＮＥＴ記念日」と呼ばれるようになりました。この日はニュースの配送に感謝して、ほとんどの人がニュース記事の投稿を控えました。この名称は、当時はやっていた俵万智の「サラダ記念日」をもじったものでした。１９９９年８月から２０００年７月までに航空機の墜落事故が計５件（１９９９年８月１５日「Ｆ−４ＥＪ改福江島沖墜落事故」２名殉職、１１月２２日「Ｔ−３３Ａ入間川墜落事故」２名殉職、２０００年３月２２日「Ｔ−２女川墜落事故」１名殉職、６月２８日「Ｃ−１隠岐諸島沖墜落事故」５名殉職、７月４日「ブルーインパルス牡鹿半島墜落事故」３名殉職）が連続発生して計１３名が殉職した事で、毎年７月１日に飛行訓練を停止して安全教育を実施する為に制定された「航空自衛隊安全の日」、「じゅーん（６）さ（３）い（１）」の語呂合わせで「 じゅんさいの日」ですが、６月３１日が存在しないため７月１日になりました。長距離ドライブの機会が増える夏休みやお盆休み前で「ナビの日」、その他に「山開き」、「海開き」、「新醸造年度」となっています。
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