【週末まとめ雑感〜死闘！永田対鈴木に共闘の予感？】

先週オンエアされた新日本プロレスの無観客試合で、もっとも熱くなったのが永田裕志対鈴木みのるのベテラン同士の試合。シングル対決は７年ぶりだそうで、それはもう凄まじい打撃戦になった。
永田は十分なアマレスの下地を持ち、異種格闘技戦要員としても結果はともかく最前線に立ち続けてきた選手。
一方鈴木は第二次ＵＷＦ、藤原組、パンクラスと格闘技志向の高いリングを主戦場にしてきた。つまり二人とも本来はテクニシャンの部類に入る選手で、両者の試合はオーソドックスな技術の攻防が期待された。
ところが内容は８割がエルボーと張り手、場外乱闘も交えたケンカマッチに。
なぜだ？このベテランにして、コロナ禍によりリングを遠ざかったストレスがあったか？永田は今年２月の盟友中西学の引退でいよいよ自身の現役生活が残り少ないことを感じている。鈴木も心身のポテンシャルとは裏腹に昨年はG1climaxへのエントリーに漏れている。
様々な要素が二人をプリミティブな闘争本能にかきたてたのだろうか。

ところで私は、この二人が早晩共闘するのではないかと見ている。感情に勝る試合をした二人がタッグを組むパターンを、越中詩郎と高田延彦、天龍源一郎と阿修羅原で見ているからだ。
永田、鈴木レベルなら言葉がなくてもタッグを組めるし、試合を動かせる。ましてや現在のタッグ王者は棚橋&飯伏のイケメンコンビ、これは勝手に楽しみです。