mixiユーザー(id:17855561)

2020年06月20日00:05

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この自供もの!

振り込め詐欺を代表とする特殊詐欺の被害金額というのは、
二〇一四年をピークに、やや減少傾向にはあるんですが、
それでも昨年は四百億円近い被害が出ているようですね。


しかも被害金額は減っているんですが、
詐欺の件数自体は増えているので油断はできないですね。
「この間、私のところに『お婆ちゃん、オレ、オレ。オレだよ』って
孫を名乗る人から電話がかかってきたよ」
「えっ、それってオレオレ詐欺じゃないですか。大丈夫だったんですか?」
「うん、『仕事でヘマをやらかして、どうしてもお金がいる』という
向こうの話を暫く聞いてから『それはそうとお前、
冷凍庫に隠してある死体はどうするつもりなんだい?』って言ったら、すぐに切られたよ」
こういうブラックユーモアを心得たお婆ちゃんは、いいですよね。


若者による猟奇的な殺人事件が頻発すると、
ワイドショーのコメンテーターなんかが
『ゲームの影響で事件が増えた』などと言ったりする事がありますよね。


「そんなわけないよ。ゲームの影響で殺人が増えるなら、
恋愛ゲームの影響でカップルが増えてもいいのに、全く増えないだろ?
だからその理論は完全に破綻してるんだよ」
妙な説得力がある気がしますよね。


警察官の仕事は犯罪者を逮捕する事ですが、逮捕した後が大変ですよね。
ある泥棒を逮捕したとして、ちゃんと罪を認めて自供させる事も大変ですよね。


ガラスの破り方や侵入の仕方とか、
これはこいつの手口だろうと判ってるんですが、
指紋がない、盗品も残っていない、余罪となる犯行現場も不明となれば
自供させるしかないわけです。
そのためには、相手とのコミュニケーションが大事になってくるわけですね。


刑事と犯人が仲良くなるというのは、さすがにドラマの中だけだそうですが、
彼らの生い立ちを聞いて『やっているのは悪い事だが、
お前だけが悪いわけじゃないな』と同情したり、
言い分を聞いてあげたりして心を開かせるそうですね。
要は【共感】という飴玉をしゃぶらせるという事ですね。


昔は留置所から取調室に出しては、タバコを吸わせたり、
コーヒーを飲ませたり、チョコや菓子を食べさせたりして、
コミュニケーションを取るのが常套手段でしてね。
それにより気を許すようになると犯人も
『あっ、刑事さん思い出しましたよ』と自供を始めるそうですね。


しかし今では、タバコはダメ、コーヒーもダメ、飲み物は水か白湯で、
お茶は被疑者用に買ってあるお茶のみしか与えてはいけないそうですね。
こうなると犯人の方も、取調室に出てきて自供する楽しみもなくなってしまうわけです。


勾留されている身でも、流行りの食べ物や飲み物を口にしたいはずですよね。
「お前がやった事は判ってるんだから、素直に白状しろ」
「俺はやってねえよ」
「そう頑なにならずに・・・まあ、これでも飲め」
「えっ、これってひょっとして、タピオカミルクティー?
ありがとう刑事さん・・・うわっ、苦い!臭い!何これ?」
「正露丸ミルクティーだ」
これはある意味、アメとムチという事になるんでしょうかね。


微笑亭さん太
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