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2020年06月09日09:22

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「ガス人間だ1号」を観ました

本多 猪四郎 円谷 英二 監督     東宝

Amazonprimeにあったので見れました。こういう日本の映画が見やすくなったのは嬉しいです。

透明人間って、誰でも思いつきますし、もちろん幼い頃は私だってなってみたかったけど、よく考えると、知りたくない自分の事を見聞きしてしまいそうだし、何よりも結局のところ、何も出来ないんですよね・・・お金持ったら見えちゃうし、まぁどうでもいいか、となります。
それに、ケヴィン・ベーコン主演、ポール・ヴァーホーベン監督「インビジブル」を観れば分かりますが、理性とか悟性とか倫理が崩壊してしまいます、元に戻れないのもサイアクですし。にしても、人間が透明になる過程で、表皮がなくなったり、筋肉が視えたり、骨格だけになってみたり、という見せ方は凄かったですね。
それが、ここ日本では、ガス人間になるわけですし、人間に戻れます、都合良く、ガス人間になれる、というのも、ポイントが高いし、この特撮が素晴らしい。

そして、主題は 愛 になるところが、流石日本です。

猛スピードで逃走する車を追いかける警察車両。どうやら銀行強盗の車を追いかけているようです。しかし逃走車はクラッシュ。中を確かめると、誰も載っていません・・・というのが冒頭です。

ガス人間の造形が素晴らしい、流石円谷プロ!そして監督本多猪四郎!

しかも、人間の悲哀を主題にしているのも、イイです。ガス人間役の土屋嘉男の、不敵な顔、凄くイイです。悲哀もあり、最高です。

また、ここに加わる能、そして美人の家元に、八千草薫が本当に美人。着物の美しさも、この奇想天外なSF要素に、あえて古典的な能と着物を持ってくるのが、イイです。

是非透明人間じゃないガス人間に興味ある方に、オススメします。

最近日本の古い映画を観る機会が増えてきて感じるのが、洋服で、スーツで働いて帰ってくる男性が、家で和服に着替える、あの所作含めて、いいなぁ、と思います。着物と言っても、浴衣でもなく、いわゆる着物でもない、その名前が良く分からない服です。何処で買えるんでしょうか?
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