天の貌だち（therefore I am）
益虫だいや害虫だと選別す ではヒトは誰の益人なのと
手のひらに犬は顎をば乗せきたる委ねられたる命の重み
撮らないで背の高い友に笑顔の子大好きだけど共演ＮＧ
夜の夢にせめて逢ひたくおまじなひ不眠も笑顔も皆きみの所為
迎へるはいつでも今日の朝ならむ明日といふ日はまるで逃げ水
「お金さヘあれば助けられたのに」と若き日犬を抱きしめ友は
【余談】
今回添削はいただいていない。と思います。提出した原稿の控えと、実際の冊子に載った歌を一首一首手作業で突きあわせて添削されたかどうか確認しているので、見落としがあったらどうしようもないのです…。
ちなみにこの冊子を発行している短歌会では会員さんひとりひとりに級（でいいのかな？）を認定していて、私が属しているのは一番下の「同人�掘廚任后�たぶん。いや、級が同人�靴覆里漏亮造覆里任垢�、会のなかのシステムについて入会の際もそれ以降も、説明をいただかず＆私も頓着せず質問していないので、どういう区分なのかとか昇級の条件とか、ほか諸々理解していないのです。実力もないし昇級には興味があまりないのでいいんですけど。昇級したらどうも会費も上がるようだし、ひと月に掲載してもらえる短歌の数も増えるようなので（ここら辺は会則で確認）、底辺でいてもいい気がします。掲載数が増えるのはありがたいことなのかもしれませんが、現状6首でもけっこうきつかったりするので（面倒くさがりだし！）。
って本当に余談らしい余談をしてしまいました。
以下、今回の歌の言い訳…じゃなく解説っぽいもの、つまり余談本体です。
1首め。ありきたりすぎてどうにもこうにも。
2首め。昔実家にいた柴犬子さんは、抱き上げられるのも撫でられるのもそんな好きではなかったようですが、手のひらに顎をぽふっと乗せてくるのは好きでした。
3首め。思春期のコンプレックスと友情のアンビバレンツ。とか言ってみる。
4首め。思春期の一途な恋っぽいやつ。恋に恋してるとも言います。
5首め。今回一番または唯一普通の。
6首め。2首めの柴犬子さんとは別犬です。命や愛はお金より大事ですが、命や愛を守るためにどうしてもそのお金が必要なときってありますよね。
【余談終了】
長くなっちゃいました。読んでくださってありがとうございます。感謝です！
※短歌は「万象」に掲載したものの再録です（一部修正あるかも
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