それから12月中旬
山Pは忙しいながらも少し早い元輝(げんき)の誕生日会を開いた。
ひかる『ハッピーバースデー
元輝("⌒∇⌒")』
山Pとひかるは誕生日プレゼントを渡した
菜子『お兄ちゃん
これ、なぁ(菜子)から』
画用紙に書いた絵をあげた。
ひかる『菜子ったらここ最近、ずっと一生懸命画用紙に絵を書いてたの
』
菜子『なぁの傑作だよ
』
元輝『菜子ちゃん、なかなかうまいな
』
山P『それじゃあローソクに火をつけよう』
年末の山下家も大盛り上がりですね
次の日
ひかるは昼過ぎに六本木大型ショッピングモール『山下屋』に行くことにした。
『山下屋』はひかるの中学の同級生・山下稲太(やましたいねた)が現在オーナーしている。
以前は父親がオーナーだったが隠居のため引退して息子が譲り受けた。
元々、大阪の門真市に本店の激安スーパー『山下屋』を構えていたが事業拡大で六本木にも出店した。
門真市の山下屋にはひかるの同級生・駒二川(こまにがわ)たかぁ、やじろべぇ、糸鷹(いとたか)がいた。
その後、駒二川は山下屋六本木店の支店長にたかぁは副支店長になった。
そして、やじろべぇ(社員)とは糸鷹(社員)はつい最近
臨時で六本木でヘルプすることになった。
ひかるはこの日、食料品コーナーの特売を見に行った。
ひかる『あら、肉が安い
』
ショッピングカートを押しながらうろうろしていたら。
やじろべぇ『あれ、縁天下やないか』
ひかる『やじろくん!』
やじろべぇ『おどろいたな
』
ひかる『それはこっちのセリフや
もうこっちに来たんや』
やじろべぇ『そうや。しかし、六本木は大阪より都会やな。めちくちゃ駅が大きい(^∀^;)』
ひかる『私も東京来たばかりのとき六本木に初めて来たときそう思った
』
山下オーナー『今日は※縁天下(えんてんか)が買い物や("⌒∇⌒")ここ最近、山Pが買い物に来てたけど』
※ひかるの旧姓
ひかる『あら!』
駒二川『山下は年末に様子見に来たんや
俺にまかせとけと言うてんのに』
山下オーナー『年末やからこそ、おまえにばかり負担はかけられへんし
』
ひかる『なるほど
しばらく、主人に買い物頼んでたのは私の脚本の仕事が忙しかったからε=┌(;・∀・)┘』
駒二川『そういえば広井、昨日来てたけど。かなり元気なさそうやったで』
糸鷹『何かあったんかな』
ひかる『そうなん(?_?)』
ひかる“やっぱり、ハヤトくんの件がよっぽどショックやったんやな”
ひかる『話は変わるけど。今日の晩ごはん何にしよう』
肉の特売に目をやると。
ひかる『やった
ローストビーフ半額が2パックもある』
駒二川『その代わり、それ消費期限は今日までやから
』
ひかる『冷凍したら、ひもちするし大丈夫
』
駒二川『さすが、ジャニーズの嫁
やりくり上手やな』
ひかる『いつ何があるかわからないし、これから元輝と菜子にもお金がかかるから
』
山下オーナー『よかったら、今度うちでイベントあるから来たらええで
かごの中にチラシ入ってるやろ』
ひかるはかごを見た。
ひかる『あっ』
ひかるにチラシを広げた。
ひかる『いろんなイベントあるんだ
また来れそうだったらね』
やっぱり、師走ですね
話はまだまだ続きます
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