『グリンゴ』 2020年39作目 ☆☆☆★ ユナイテッドシネマ大河原
http://www.gringo.jp/
グリンゴ…メキシコでの「アメリカ人」の俗称。
楽しい映画でした。
ギャングが出てくる映画はギャングがマヌケな方が面白いのですが、出てくるギャングがどいつもこいつもマヌケばかりで面白かったです。
アフリカ系アメリカ人が主人公で、伝手で友人の経営する会社で働いているんだけど、どうも最近おかしい。
奥さんは冷たいし、会社が身売りしてリストラされるとかって噂もある。
社長である友人と一緒にメキシコへ出張に行ったら、何かこそこそ内緒話してるし。
隠して録音したら、リストラの話は本当だった。
妻は冷たいし、クビになるし、もういいや。
てんで、「誘拐されました。助けて下さい」て自分で狂言誘拐したら、会社の取引先が実はヤバイとこだったんでホントに誘拐されちゃう話。
別に取引先がヤバクなくてもメキシコならざらに誘拐されそう。
つうかされてるし。
実際作中でも、「誘拐保険」で身代金が払われるから大丈夫だ。
会社がどんな対応するか見よう。妻も同情してくれるはず。
とか考えたうえでの狂言誘拐だったんだけど、「経費削減で誘拐保険は解約しました」「社長と浮気してました」だって。
事実は残酷だね。
ホントにどうなるんだろ…とか落ち込むんだけど、流石メキシコ。
落ち込むヒマも無い。
働いていた友人の会社は製薬会社なんだけど、やってたのが「大麻がもうじき合法化されるので、合法化された時に売る大麻の薬」を作ってた。
今は未だ大っぴらには売れないから、メキシコの麻薬組織に売ってて…てな事やってるから、「打ちと取引止める気か?」て組織のボスが怒る怒る。
ボスが「グリンゴ捕まえてこい」とかって云っちゃうもんだから、マフィアに狙われる。
で、このマフィアがマヌケばかり。
主人公の運がいいのかもしんないけど、捕まえらんないし、捕まっても何とか逃げる。
あと、やっぱりメキシコは危ない。
マフィアじゃなくてもやってることはマフィアと変わんない。
危ないのはメキシコだけじゃなくて、アメリカも同じ。
チンピラが「運び屋」しにメキシコに行って、騒動に遭遇しちゃう。
彼女がいい子なんだけど、男は選んだ方がいいぞ。
あと、社長の公私のパートナー。女は強いね。奥さん、「元」奥さんも。
社長の兄が元特殊部隊で、「奪還人」として出てくるんだけど、「誘拐保険」とか「奪還人」とかホントにメキシコ危ないね。
マフィアが出てくる映画なので物騒なんだけど、最後の最後まで楽しい映画でした。
ビートルズ・マニアはどの国でも面倒くさいんだね。
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