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2020年05月12日01:03

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特別のあと

この特別な状況が終わろうとしている。
恐らく、こんなことは、本当に珍しいことなのだと思わざるを得ない。
基本は、かつてここまで、限定された約圧があったろうか。
全抑圧ではない。限定された抑圧だ。

この限定は、新たな感覚を生み出し、新たな様々な行動をさせた。
したのではない。させたのである。

しかし、ただ一つ、変わらなかったものが、もしあるとすれば、
それは、間違いなく食料物流といっていいだろう。

私はこれは奇跡だと思う。
奇跡以外の何物でもない。
ここまで完璧に、通常通りうごけるものなのか、と。
そして、特別なことが終わった後、おそらく、同じように動き続けるだろう。

同じように動くことがいかに貴重で、重要で、尊いものか。
私は、そのことを感じずにはいられない。

この感謝を誰に伝えればいいかもわからない。
物流業界の人たちなんだろう。
しかし、本当の人のつながりはそうではない。

生産と製造、物流と消費。すべての人がすべてにやっぱりかかわっていた。
そもそも関わらないものなど、ないのである。

あらゆるものが、あらゆる形で、私たちの前に常にあった。
マスクとかは確かになくなったけど、それは人間がいきていくための、
究極的な不足にはならなかった。

私たちは忘れてはいけない。
普通であることを、いまだ普通であれることとして、必ずつないでくれる人がいることを。そして、おそらく、この後も。
もちろん人が変わりまくる世界なのだろう。
お金のため、しかたなく、心の中でそう思って運んでいる人たちもいるのだろう。
そう思って取引している人もいるのだろう。

しかし、このメンテナンスは、私たちの最後の頼みでもある。
これを繋がり、絆といわず何と言おう。
絆は有形ではない。無形であるべきだ。
絆など考える必要もない。
元々、絆でしか人間は、生き残れなかったのだから。
たとえ、その人がどれだけ孤独に感じても、どれだけの死の際でも。
そして、今まさに生まれているかもしれない子たちも。

みんな、おなじようにいきていき、多少の有名・無名はあるが、
みんな、同じように死ぬ。
しかし、それは一人ひとりが、どのほかの一人ひとりともおなじでない、
絆から、成り立っていた。

残る必要などない。残すことはそれぞれの人に任せればよい。
そして残っていく。変わっていく。
そして、また明日が来る。ある、一定の確率で。
こんなうれしいことはない。こんな怖いこともない。

この無形の絆を感じながら、今、もう一度、生きている、と、実感できる、。
この瞬間が、たまらなく、うれしくもあったのだ。
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