mixiユーザー(id:27024478)

2020年05月09日20:59

55 view

「ダウト・ゲーム」、「サバービコン/仮面を被った街」

 …正午まで、アルバイト。

 帰宅後、DVDでピーター・ハウィット監督のカナダ映画「ダウト・ゲーム」と、ジョージ・クルーニー監督の「サバービコン/仮面を被った街」を観ました。



 ☆「ダウト・ゲーム」(2014)監督 ピーター・ハウィット 出演 ドミニク・クーパー、サミュエル・L・ジャクソン、エリン・カルプラック、グロリア・ルーベン、ライアン・ロビンズ、ディラン・テイラー、フィリップ・ベニンクメイアー

 “ 常に勝ち続ける ” ことで有名な検事のミッチは、結婚して、子供が生まれたばかり。仕事も家庭も、まさに順風満帆。
 ある日、仕事帰りに仕事仲間と飲んだ帰り、車泥棒に遭う寸前だったミッチは、自分で車を運転して帰ることに。しかし、飲酒運転がばれるのでは……と心配で注意散漫になっている時、飛び出した男を轢いてしまう。
 それでも、飲酒運転がばれることを恐れるあまり、公衆電話から救急車を呼んだ直後に、その場から走り去ってしまう。
 翌朝、そのひき逃げ事件について、別の人が犯人として逮捕されていることを知るのだが……。


 原題は “ Reasonable Doubt ” 、「合理的な疑い」というものです。

 そもそもどういう意味なのか。…「刑事訴訟において要求される証明の程度を表す際に用いられる用語である。戦後、英米法から導入された概念であり、アメリカでは、陪審員は “ 合理的な疑い ” が排除されない限り、有罪の評決をしてはならないとされる」というもの、…らしいです。 ムツカシイやね。

 まぁ、ソレはさておき、単純にクライム・サスペンスとしては楽しめるんじゃないのでしょうか。…でも、なんか全体に大雑把な感じがします。
 あんまり、細かいコトを気にしなければですが、ね。



 ☆「サバービコン/仮面を被った街」(20-7)監督 ジョージ・クルーニー 出演 マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、ノア・ジュープ、オスカー・アイザック、グレン・フレシュラー、ミーガン・ファーガソン、ジャック・コンレイ

 明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転する。一家の幼い息子ニッキーの運命は予想もつかない方向へ……。
 時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔あふれるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶり出す。
 街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を越える結末へと急展開する!果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は?


 俳優としてのみならず、映画監督、脚本家、製作者としても活躍するジョージ・クルーニーの6作目となる監督作品です!

 脚本は、なんと!あのジョエル&イーサンのコーエン兄弟によるもので、いかにも彼ららしい映画の展開でニヤリとさせられました。

 う〜む、これは “ 惜しい ” なぁ。 …狙い目はとっても分かるし、とっても面白いと思いますが、ソレが十分に活かされていないんだよねぇッ!

 …なんか、もったいないんだよね。ホント、狙いはいいのに。
 50年代のアメリカは繁栄の絶頂期であり、その頃、“ 郊外居住地 ” は憧れの的であり、実際にとても流行したらしいんです。
 そんな理想的なライフスタイルに隠された、さまざまな “ 偽善 ” や “ 悪意 ” “ 詐り ” などを炙り出したかったのでしょうが、いまひとつ抉り方に鋭さが足りなかったかも知れません。

 映画の本筋とも言えるロッジ家の出来事と、隣家の黒人一家の悲劇とが、結局最後まで交わることなく終わってしまったのが、なんとも煮え切らない印象です。
 
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する