自殺してもいいから、コロナでは死なないでくれ

コロナをめぐる政府の対応によって、

どれだけの健康な人の人生がつぶされたか。




無鉄砲な一斉休校に始まり、

出口を示さないまま無計画に始めた、緊急事態宣言。




あらゆる不要不急の事業や外出をやめろと言っておきながら、

代替となる保障案を当初は国民に示さなかった政府。




その動きを見ていると、まるで安倍首相が「専門家」とやらに

洗脳され、操られているかのようだ。




安倍首相は口だけぱくぱく動くロボット、

そこに「専門家」とやらが、都合のよいセリフをインストールして発信させる。




この間、「緊急事態宣言」を真に受けた

真面目な国民の大多数が、仕事を捨て、生活を捨てた。




せめて気晴らしにでも行きたいと思う近所の小さな公園まで

ご丁寧に入り口を封鎖されている。




本来ならば見ごろを迎えていたはずの多くの花も、

人に見られることなく、無残に借り倒されている光景には、胸が痛む。




「なぜ移るのか」「どうやって感染するのか」

それは、2月の時点で相当明らかになっていたにも関わらず、

それ以上の過剰な防御を市民に強いる。

結果、本来感染するリスクの極めて低い

野外での集まりや、公園まで閉鎖してしまう。




赤字国債の発行残高が累積していて、追加での発行はできないと、

政府は当初うそぶいていたが、

有事でもないのに日経平均を支えるために

投資信託を馬鹿買いしていたのは、日本銀行ではないか。

それを売却すれば、20兆円の現金はすぐに手に入る。




また、オリンピックの中止を表明しないのはなぜか。

来年までの開催維持費と、来年の運営費の合計で、

2兆円近い金が浮くではないか。


要するに、この期に及んで、自民党の頭にあるのは

「選挙」のことだけだ。




自民党支持層への利益供与を確保せんがために、

迷走を続けているさまがよくわかる。




今回の「非常事態宣言」によって、

全国の宿泊施設は、これから破綻が続出するだろう。




一方で、政府が早々に「借り上げ」を表明したのは、

一民間企業である「アパホテル」だった。




アパホテルは、この借り上げによって、

本当なら稼働できていなかったこの時期、

政府から借り上げ分の売り上げを受け取れることになる。







まさに、宿泊業界で独り勝ちだ。

見返りに、次の選挙ではたくさんの票が、この企業から自民党に「供与」されることだろう。




「アベノマスク」の発注先は、どのように選定したのだ？

我々の税金から捻出したその費用さえも、

「政府御用達」の民間企業に垂れ流したのではないか？




ぞの結果が、「回収、再検品」。

呆れてものが言えない。

せめてその金だけでも、自民党の財布から捻出してほしい。




安倍首相は、「国民の命を守るため」と心にないことを言いながら、

この災禍に乗じて、憲法改定の議論のとっかかりを作ろうとご執心のようだ。




何も憲法を書き換えるまでもあるまい。

現行法制下でも、安倍首相は見事に「憲法を踏みにじった」政策を実現させているではないか。




国民が勤労する権利を奪い、

財産権、幸福追求権、教育を受ける権利を剥奪した。




そもそも、国会議員である安倍首相の口から

「改憲」の声が発せられることからして、

憲法99条違反の可能性が高い。




自分の党の票のために、健康な市民の生活、生命さえ顧みない、

まるで、「自殺してもいいから、コロナでは死なないでくれ」とでも言いたいのかとさえ勘繰られる

発言、政策の数々。




そんな政権のもとで、

憲法など変えられてたまるか。