私達にはあまりにもリテラシーが足りていないのではいか

今回のコロナの騒動で改めて感じるのは、私達にはあまりにもリテラシーが足りていないのではいか、ということ。だから、政府や知事の根拠不明の発言に対して、いちいち右往左往させられている。人の接触回数を減らして「一時的に」感染者の数を減らすことに、いったい何の意味があるというのか。「終息」とは、何をもってそう判断しようとしているのか。当たり前のことだが、一度生まれたた「ウイルス」は、原則この世からいなくならない。もはや人間は、ウイルスと折り合いをつけて共生をしていくしかないのです。季節性インフルエンザは「終息」しているのですか？　冬になれば、今でも毎年流行しますが。「エボラ出血熱」は、「終息」したのですか？　日本に入ってこないように、検疫で気を付けているだけですよね？コロナも同じで、一時的に感染者が減っても、経済活動が元に戻れば、それに伴って感染者は再び増加する。当たり前のことです。安倍総理がよく口にする、「専門家」とは、いったいどこの誰のことを指しているのでしょう。何人の「専門家」の話を聞いたのでしょう。同じ分野の「専門家」でも、対象に対する立場や見方は、人それぞれ千差万別です。その中から、「コロナは怖い」「接触回数を8割減らさないと死者が何万人になります」というごくごく偏った一部の「専門家」の話だけを聞いて、それを鵜呑みにしているのではないですか。私たちは、もっとリテラシーをもって、自分の頭で考えて、判断していかなくてはならない。テレビが言ったから、政府がそう言ったから、コロナは怖いのだろう。そう思っていたら、いつまでたっても政府の思うままです。結局、今総理も都知事も頭の中は、来年のオリンピックを開催したい、そのために、東京（日本）はコロナは克服しましたとうわべだけでも発信したい、その気持ちしかないのでしょう。そのために、私たち主権者が、生きる権利や幸福追求権、普通教育を受ける権利や移動の自由などを政府の独断で差し止められていることに、もっと抗議の声を挙げなければならないのではないでしょうか。現在、これだけやり玉に挙げられていながら、しっかり自分の頭で考えて、「営業する」と判断したパチンコ店は、立派だと私は思います。「パチンコ店が悪い」というのであれば、それなりの論拠と根拠を提示するべきです。