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2020年05月01日17:14

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特別なゴールデンウィーク

ゴールデンウィークとは特別なものだ。
昔は、そんなに意識しなかった。
飛び飛びの休みがあり、その間の平日は、普通に学校に行っていたし、
働いていた気がする。

僕らは、5/4の間が祝日になったことと、土曜日が学校でなくなったのを機に、
ゴールデンウィークなるものが生み出された。

つまり、約1週間もの間、宿題とかあるかもしれないけど、基本"解放"を得るわけだ。

"解放"を得られたと、考えることになった理由として、やはり土曜日が休日扱いに
なったことが非常に大きい。この一日により、通常が2連休となり、
5/3,4,5の連休にくっつけやすくなってきた。

恐らくそれになってからおよそ25年くらいが経つだろう。

僕らは、その変遷を経てきた。何かに縛られる的な側面から、
急に解放された、1週間が目のまえに創り出されたのである。

非常に多くの活動、イベント、旅行、様々なものが生み出された。

今年、御存知のように、それらがほとんどないにも関わらず、
カレンダーはそのままとなっている。

僕らは、ゴールデンウィークを、ある種これまでと同じ、隔離された環境の中で、
"ただ過ごす"可能性が非常に高くなった。

皮肉な話だ。

束縛から解放された環境の中で、その開放は他の環境によって創り出された解放であり、
その解放を創り出してきた人たちまでもが、ある種、解放される。
"家の中"で。

これを特別といわずして何と言おう。
解放は、すべての解放ではなかったことに気づく。

本当の解放は、それぞれの人で時間軸をずらして、訪れる。

しかし、今回の解放は、家の中に閉じ込められるにもかかわらず、
これまでより、多くの人が、解放される。

なんと、滑稽な話か。

解放とはなんだったのか。

一番解放されているのに、一番閉じ込められているという、
二つの矛盾が共存する世界。

この特別なゴールデンウィークに、いよいよ本格的に突入する。
この矛盾した解放を、超えたとき、僕らはどうなっているのか。

果たして。。

外が暖かくなった。いよいよ上着もスプリングコートもいらなくなってきた。
でも、なんとなくだが、外はいつもと同じ風景があるように思う。

しかし、家のなかで解放されている人たちが、外にいない間、
恐らく、同じだった風景は、いままでにない風景に変わっているのだろう。

次に、僕たちが、家から解放されるその時まで。
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