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2020年04月29日05:17

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無知の大洪水

■国内のコロナ、武漢ではなく欧州から伝播? 感染研調べ
(朝日新聞デジタル - 04月28日 18:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6064622


いま、重要なのは、世界的な感染の押さえ込みに必要な情報を共有して、各国が協力すること。

いまだに「悪者探し」に終始して、感染症対策の基本すら理解していないで思考停止している人がコメント欄に溢れている。
これでは早期の流行終息は望めないだろう。
いつまでもダラダラと流行が続き、こんなことになったのは中国のせいだと言い続け、感染症対策が進まない、と言うシナリオも見えてきた。

はっきりさせよう。

いま、感染症対策に必要なことを理解しない人が、流行を長引かせる元凶になる。


感染研のデータは国際協力の結果である。各国が調査結果を持ち寄って、これまでの感染拡大の経過を世界規模で掴んで、今後の対策に資するための大切な情報で、世界各国がこれをもとに協力して、終息に向けた対策を打ってゆく。
報道機関が気に入らない人は原典に当たろう。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html


日本の流行は、3月初めまでは武鑑株によるもので、それと入れ替わりに、第2波である、欧州経由の欧州株の感染が拡大。欧州からの入国・帰国に規制をかけ始めた3/9の前の、駆け込み帰国あたりが、第2波の起点になっている。
北米では日本より早く感染拡大が進んだが、NY州の感染拡大のウイルスが欧州株であることは、4/8に発表済み。日本は既に約3週間、出遅れている。
欧州株は武鑑株より厄介だ。死亡率も高い。
それを「チャイナウイルス」と言い続け、中国の責任を追求し続けた大統領の演説の結果が、世界最大の流行国に急伸した原動力にもなったことは否めない。
必要なのは、国民に正しい感染症対策を理解させ、粛々と迅速に対策を打つことだったのに、それを怠った結果である。

いまさら、日本脳炎が発生したら日本が悪いと言う人はいないし、エボラが発生したらアフリカ悪いと言う人もいないのは「感染症対策はライフサイエンスの問題であって、政治思想では解決しない」と言う基本が分かっているからである。
誰かに責任を帰そうとしたり、犯人探しや誹謗中傷に熱をあげている暇があるなら、感染症対策のへの理解と協力に注力したほうが、自分の命と自由を守れる確率が遥かに高い。中国を誹謗中傷しても我が身を守れるわけでもないし、感染拡大を止められるわけでもない。

コロナ対策の、本当の「敵」は、感染症対策への無理解である。これだけは間違いない。

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