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2020年04月26日19:29

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【天文】天文台に引きこもり

★今週も土日休み。このままゴールデンウィークも世間通りに休む予定。ああ…ゴールデンウィークを世間通りに休めるなんて、ホントに20年以上ぶりだ。どこにも行けないけど(苦笑)。

★ウチの天文台もゴールデンウイーク明けまでガッツリ休館が続いているが、決してヒマしているわけではなく、むしろ先週は忙しかった。何をしているのかというと、ウチのサイトに、今回の事態に対応した特設ページを立ち上げようとしているのだ。今いろんな所が「おうちで過ごすためのコンテンツ」を公開している。あの流れに、ウチもちゃんと乗っておきたい。お客さんが呼べないからと困った困った言っているだけじゃダメだ。天文台として、この際なんか前向きでカッコイイことをしたいのだ。そんな思いで頑張っていろいろ用意して、先週中になんとかサーバーにアップ。月曜日から公開というところまで漕ぎつけた。公開になったらここでも自慢するので、よかったらお立ち寄りください(笑)。

★昼間はみっちりとそれをやって、夜はまたまた天体写真撮影に邁進。お客さんが来ないということは夜の時間がフルに撮影に使えるということで、これもまたある意味チャンスでもある。この際ウチの天体写真アーカイブのさらなる充実も実現しておきたい。

★そんなわけで、先週撮った天体たち。


フォト

その1。かみのけ座の銀河、「M91?」。「?」がついているのには訳がある。実はこの天体、メシエが記録した位置には何もなく、永らく不明天体とされていたのだ。メシエ・カタログは本来、彗星捜索の邪魔になる紛らわしい天体を記録・整理しておくのが目的で作られたものだ、というのは以前日記に書いたが、このM91は逆にメシエが本物の彗星を発見したのにリストに入れてしまったのではないか、などと言われていた。しかし後に、この銀河の位置を記録する際、基準とした銀河を取り違えていたと仮定すると、この銀河(NGC4548)がぴったりとその位置に当てはまることが判明し、いまではそれが広く受け入れられているという、いわくつきのM天体というわけなのだ。例によってずいぶん前にいちどとってはいるのだが、出来がイマイチなので撮り直した一枚。まだ不満はあるが、まあ一応これで良しとしよう。


フォト

その2。こちらもかみのけ座の銀河、NGC4725。Mナンバーはついていないが意外と見栄えのする銀河として、マニアの間では隠れた人気の被写体。これも昔の撮り直し分。いかにも棒渦巻らしい本体の外周を、淡く大きな渦がぐるっと大回りしているところが魅力…なんだけど、あれ?アップした写真だと描出がイマイチかな…。来週また画像処理し直すかも。

★そして先週はもう一枚撮ったのだが、これについてはちょっとした「事件」が…。でもそれは明日のネタにします(笑)。
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