★平日だけどもういっちょ日記。先週14日の晩に撮影した天体であります。
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からす座の銀河、NGC4038と4039。「アンテナ銀河」という愛称で有名。アンテナというのは日本語でいうアンテナというより、昆虫とかの「触角」のイメージ。見て分かるように二つの銀河が衝突している所で、その一部が互いの潮汐力によって触角のように引き延ばされているのが名前の由来。この触角まで写し込むのは大型望遠鏡でないとなかなかできない世界です。以前撮ったのは1999年ですが、その時は触角部分の描出が不十分で、いつか撮り直そうと思っていたもの。今回はうまくいって満足です。銀河本体の方も渦巻が複雑に乱れていて、いかにも大事件の現場といった迫力があり、とても撮り甲斐のある対象です。カルドウェル・カタログの70番と71番にも登録されていて、そっちのコレクションもこれでさらに充実。お気に入りの一枚がまた増えました。
★今週も昨日今日と撮影。月齢がいいので、天気さえよければここしばらくは毎晩撮影三昧であります。
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