言葉というのは大切なものであり、
人間にとっての最大のコミニュケーションツールでもありますよね。
ただ使い方によっては、相手を傷つけたり、
その人の印象を最悪にしてしまう場合もありますから、気をつけなければいけません。
なるべくなら使わない方がいい言葉というのが幾つか存在しますよね。
例えば『キモい』とか『ウザい』ですね。
これらは、たった一言で不快感を表せてしまう分、
『短絡的な人』という印象を与えてしまいます。
物事をよく観察せずに、うわべしか見られない人だと感じられたり、
他に言葉を知らない無知な人だと思われる可能性があります。
ですから『このレバ刺、食べる?』『キモっ!』なんて事は言わない方がいいですね。
それから、相手から相談を受けた時などの返答で、
『・・・だから?』なんて言う方がいますが、これもNGですね。
これを言われると、結論をせかしているようにも受け取れますから相手は困りますし、
同時に『自分には関係の無い事だ』と、相手を突き放す言葉でもあります。
使っていいのは『ジュース買いに行くけど、何がいい?』『ダカラ』この時だけですね。
『忙しい』という言葉も良くないですね。
これが口癖になっている人が結構いらっしゃいますが、
『忙しい』は状況を説明する言葉であると同時に、拒絶を示す言葉でもあるんですね。
人を受け入れる余裕が無いと言っているのと同じですから、
徐々に人が離れていく恐れがあるんですね。
ですから、本当に死ぬほど忙しい時であっても、
スタミナドリンク飲んで点滴しながら目の下にクマ作って、
『いや〜暇、暇〜』と言ってなくてはいけないわけですね。
逆に、本当は使わない方がいい言葉なんだけど、
使う事によって何らかの良い作用を与える言葉なんてのもあります。
テーブルの角でつま先を打った時や、頭をドアに思い切りぶつけた時、
反射的に思わず『クソ!』なんて汚い言葉を言ってしまう事はありますよね。
あまり褒められた言葉ではないんですが、その言葉には意外な事に、
『鎮痛効果』があるらしいんですね。
何か痛みを感じた時に、『クソ』とか『バカ』なんて罵る言葉を言うと、
痛みを低減できるという事で、その効果は、普段罵らない人ほど効果が大きいらしいですね。
こういった罵る行為というのは、
痛みを抑えるエンドルフィンを脳内で分泌させる事ができるからだそうですから、
これが医療の分野で役立てる事ができたらいいですよね。
病院内に『罵り専用の仏像』を作るわけですね。
病気の痛みに苦しむ患者さんは、この仏像に向かって
『クソ!』とか『バカ!』とか叫ぶと痛みが引いていくわけですね。
やがてこの仏像は『罵倒観音』なんて呼ばれたりするようになるわけです。
あるいは『罵りの言葉』と『褒め言葉』の意味を全く逆にしてみたら面白いですよね。
「あら、岸田さんの奥さん、こんにちは。いつ見てもクソ野郎ですね」
「いえいえ、そういう竹田さんの奥さんこそ、バカを絵に描いたような顔なさってますよね」
「そんなお世辞言わないで下さいよ、照れるじゃないですか。
・・・あら、あそこにいるのは、川上さんじゃない。
あの奥さん、いつもすました顔してるけど、陰では他人の事を相当褒めまくってるらしいわよ」
「信じられな〜い!よくそんな事ができるわね。
川上さんの奥さんって、とっても素敵な人ね」
「ちょっと岸田さん、いくら何でもそれは言い過ぎよ。
言っていい事と悪い事があるんだから」
なんてんで、かなりややこしい状況になっちゃうかもしれませんね。
微笑亭さん太
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