mixiユーザー(id:17855561)

2020年04月19日00:09

81 view

役立たずな部品

人間、歯の痛い時というのはどうしようもないもので、
『親知らず』の痛みに耐えかねて
歯医者さんに駆け込む経験をされた方も多いんじゃないですかね。


そもそも、『親知らず』なんて無ければいいのに、
何のためにあるんだと思われる方もいるかもしれませんが、
昔の人々はカロリーを摂取するために、もっと植物を咀嚼する必要があり、
一番奥の臼歯として役立っていたんですね。


その必要がなくなった現在では『親知らず』が健康に生えそろう人は
5%しかいないそうですから、体のパーツとして
役に立っていないものという事になってしまいますよね。


人の体は色々な器官やパーツから構成されていますが、
全てがなくても生きていけるんですね。
無くても別に困らないものもあり、それも含めて人体なのですが、
中でも『親知らず』のように、ほとんど役に立っていないパーツが幾つかあります。


鼻の下にある『人中』という溝、これが何のためにあるのかが判らないですね。
男性にとっては、ヒゲを剃りにくくする嫌がらせのパーツにしか映りませんからね。
この溝の存在理由は、『神のみぞ知る』という事でしょうかね。


耳の折れ曲がった部分のちょっとだけ厚くなったところ、
これ『ダーウィン結節』と言うんですが、
これは遠くからの音声を聞くために大きな形をしていたものが
退化した名残だそうですから必要ないんですね。


そもそも、ほ乳類の外耳はなぜ発生したのか解ってないそうですね。
確かに魚類も爬虫類も鳥類も耳は穴だけですから、
穴さえあれば音を聴き取れるわけですよ。
ですから人間の外耳が発達した理由というのは、
熱い物を持ってしまった時のためだけなんでしょうね。


それから、チンパンジーやゴリラには肋骨が13本あるんですが、
現代人のほとんどは12本ですが、13本ある人が8%いるそうですね。



学校の担任の先生が、
「お母さん、お宅の娘さんは肋骨が13本ありますよ」
「えっ、先生、本当ですか?」
「ええ、ですが生活に支障はありませんから、心配なさらないで下さい」
「そうですか・・・でも先生、どうして先生はそれをご存知なんですか?」
・・・こういう先生には大事な娘さんを預けておけないですよね。


内蔵器官でも、役に立ってないものはあるようですね。
昔、高名な外科医が、文学にばかり興味を持つ息子とやりあって、
「文学が、何の役に立つのか言ってみろ!」
と迫ったんですね。


すると息子は、外科医たる父親に質問を投げ返して、
「それでは脾臓が何の役に立っているのか教えて下さい」と。 
「この臓器が何の役に立つのか、お父さんにも判らず僕にも判らないけれど、
ただそれが身体組織に不可欠である事だけははっきりしている。
それと同じように文学も精神の健康に不可欠なものです」
と言って父親は言い負かされたという話があるんですが、
実際『脾臓』というのは、無くても別に困らないそうですね。


だったら体に入れておいても無駄だからと、脾臓を取っちゃいましてね。
思い出に脾臓の写真だけ撮って処分しちゃいましてね・・・
『秘蔵(脾臓)写真』ってのは、ここから始まったそうですね。


微笑亭さん太
9 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る