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2020年04月13日18:15

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終焉】浜崎あゆみと、俺が付き合うの巻一下一

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グズオとあゆ。観覧車で盛り上がった後、

手を繋いでコンビニへ向かった。

あ「あぁ、喉が渇いた。ジュース買おっと」

グ「俺はサンドウィッチ食べよう。」

2人とも素早く会計を済まし、
現地解散をした。会うのはまたの機会に。

自宅の部屋に戻ったグズオは、感動を噛み締めていた。

グ「あゆが今日も可愛かった。何であんなに可愛いんだろう。」

グズオはまた、普通の高校3年生となり、

昼間もイジメが無く、楽しく過ごせた。

全てが快適に向かう直前、悲劇は起きた。

観覧車デートをフライデイされたのだ。

さすがにグラサンとマスクだけでは隠しきれなかったのか。


「あゆのお相手は誰?」

と言う疑問が、日本中に広まってしまった。

フライデイの雑誌には、大きめのサングラスにマスクで写ったあゆ。

グズオは一応モザイク処理。

2人が手を繋ぎ、観覧車デートを終えて帰る所を、パシャリ。

テレビでもどんどん取り上げられて、

さらに、

「あゆの彼は誰なんだ?」

と言う話題で世間が持ちきりになった。

グズオは、有頂天だったので、足元を救われ、

しばらくあゆとは会えなくなってしまった。

電話とラインだけ交換していたので、

やり取りは出来た。

あゆ自身も反省をしているらしく、

グズオに電話で何回も謝った。

今回はあゆも油断していたと言う事で、

事務所からは、交際相手とは別れろと、

圧をかけられた。

それだけはあゆは反発した。

あ「グズオじゃなきゃダメなんだよexclamation

売り上げには響かないよexclamation

だから、グズオに会わせてよ。。」

あゆは、事務所の中で初めて泣いた。

あゆは、自身の経験談を歌詞にする事が多い。

でも今回ばかりは、あゆはグズオとは別れたくなかったので、ハッピーエンドになる曲を書いた。 

スタッフさん方のミーティングの結果、

この曲はお蔵入りとなった。

どうしても別れさせて、失恋の歌詞を書かせたがるスタッフ陣。

あゆは重大な決断を迫られた。

スタッフに従い、新たに失恋の歌詞を書く。

すなわち、グズオと別れる。

グズオとの日々を守るため、恋の楽しさを書いた歌詞にする。

あゆとスタッフ陣の意見がハッキリ別れたのは史上初の出来事で、スタッフにも動揺が見られた。

あゆは強く主張する。

あ「別にあゆはアイドルじゃないし歳も歳だから恋愛くらいしたっていいじゃん。」

スタッフ陣も負けずと返す。

ス「今売れるのは、失恋のバラードなんだよ。あゆ、分かってくれよ。」

ヤフオクドームのスタッフルームに何時間もこもりっきりで、会議は平行線をたどる。

ミーティング中のあゆは、電話を取らない。

グズオが何回かけても返信はなかった。

グ「やっぱり、売れっ子は忙しいのかな。

電話でだけでも話したかったのに。」

。。。

あゆは決断に迫られていた。

グズオは大好きだ。でもファンも裏切らない。

あゆに今失恋バラードがもとめられているのならば、歌詞を書くしかない。

あゆの選んだ答えは。。。。



あゆは、グズオをあの運命の桜の木の下に呼び出した。

グズオは何かを察したらしく、覚悟を決めて桜の木の下にチャリで到着した。

あゆがポツンと1人で待っていた。

周辺の桜の花が、泣いているように散っていく。
今の2人を表しているかのように。

あ「グズオ、急に呼び出したりしてごめんね。」

グ「気にしないでよ。それより俺に大事な事が言いたいんでしょ?」

あ「。。。うん。。

あゆさぁ、グズオと別れる事に決めた。」

グズオは、何となく察していたので驚きもせず、つぶやいた。

グ「そうだね。。やっぱり無理があったんだよ、この恋愛自体が。悲しいけどね。」

あ「本当にごめんなさい。あゆが振り回してばっかりだったね。あゆはグズオを絶対に忘れない。グズオとの事、歌詞に書いていい?」

グ「あぁ、いいよ。好きに書いていいよ。」

あ「グズオ。あなたは、急激に人として成長したわ。これからは前を向いて進めるはず。」

グ「ありがとう。全部あゆのおかげだよ。

悔しいなぁ。泣かないって決めてたのに、
涙が止まらねぇや。。」

あ「グズオ、そんな自分も受け入れて、
真っ直ぐに進んでね。あゆとの事、忘れないでね。」

グ「忘れるわけないじゃないか。
最高の恋愛をありがとう、あゆ。俺はずっと応援しているからね。」

あ「うん。浜崎あゆみは、これからもっと強くなって、もっと心に刺さる歌を歌うよ。

ありがとうね、グズオ。」

グ「あゆ、ちょっと目を閉じてみて?」

あ「うん。。。」

グズオがあゆに歩み寄る。

グ「このキスで、2人の関係は終了。

さぁ、前を向いて、走り出せ、あゆexclamation

あ「うんexclamationありがとう、またどこかで会えたら、たくさん話そうねexclamationじゃあね。」

。。。。

あゆの失恋バラードは、ミリオンセラーになり、誰もが口ずさむ名曲へと成り上がった。

グズオは、街でこの曲が流れるのを聴くと、
涙を流してしまう。

グズオとあゆは、確かに深い愛に触れたのだろう。

何年経っても泣ける歌として、

時代に残る歌として、いまだに街で流れている。

もちろん、浜崎あゆみは、トップシンガーとして、活躍を続けている。

グズオは、いまだにあゆとの恋愛を超える恋愛が出来ないでいる。

浜崎あゆみが心から離れないまま、

今も元気に生きている。

ー完ー










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