最初にカレーにトマトを入れてみようと思い立ったのはいつだったか。大阪在住時だったような気もするが、福生時代にも作ってたかも知れない。
最初は完熟トマトを店頭で見かけた時に入れていたのだが、これが手に入る時期は限られているので次第に缶詰に移行したのだった。
その過渡期に「トマトピューレ」を試した時があった。100ccぐらいの小さい缶なので水加減を予め調整する必要がなくて楽かなと思ったのだが、ピューレで煮上がったカレーはちょっと残念な出来だった。何と言うか、カレーとトマトが「仲良くしてない」感じ。正直、トマトピューレを加えた事を後悔する味だった。これをひと鍋ひとりで食うのか…ちょっと暗澹たる気分になった。
翌日、ちょっと気が重かったが毎日火を入れないと傷んでしまう。仕方なく温め直してご飯にかけたら、あれ?なんか香りが昨日と違う。食ってみると、うまい!カレーとトマトが「馴染んで」る。そうか「2日目のカレー」ってこういう事だったのか。
そんな経験があったから、もしかしたら今回も、と実はちょっと期待していた。さすがにピューレの時程の大化けはしてくれず、相変わらずトマトの主張(おもに酸味)が強い。まあコンテンツの3割以上がトマト缶になってしまったのだからトマトがメインに出てくるのは仕方ない。でもカレーとは馴染んできた感じだ。昨日よりはおいしく食べられた。そしてやっぱり「ちゃんと」辛い。
今作ってるカレー(ルゥを半箱ずつ使う)に400gのカットトマト缶は大き過ぎるのは判った。しかし手頃な大きさの紙パックのカットトマトよりこの400g缶の方が安いのだ。次見かけた時は悩みそうだな。
「野菜ジュースを煮たててルゥを入れるだけでカレーソースのできあがり」って話もあったな。今度はトマトジュースでも試してみるか。
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