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2020年04月06日00:10

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親へのナンバリング

親子の会話というのは、とても微笑ましいものですよね。
小さい女の子とその父親が楽しそうに会話してましてね。
「パパはね、サキちゃんの事が世界で一番大事なんだよ」
「そうなの?」
「そうだよ。パパにとってサキちゃんより大事なものはないんだから」
「ふ〜ん・・・サキもパパの事、好きだよ」
「じゃあサキちゃんの一番大事なものはパパかな?」
「ううん、ネギトロ!」
小さいうちから自分の大切な物をちゃんと言えるというのは、利発な子ですよね。


そうかと思うと、信号交差点でお母さんらしき人が小さい女の子に
「はい、青になったから右見て、左見て・・・手をあげて渡るのよ」
「手を上げなきゃいけないの?」
「そうよ。手を上げて渡るのよ」
「でもお母さん、みんなは上げてないよ」
周りを見回してそう言う女の子に対しお母さんは、
「・・・みんなはもう、極めたのよ」
知らぬ間に我々は、道路横断の達人になっていくようですね。


先日フランスで
『学校においての父と母の呼称を【親一号】【親二号】に置き換えて呼ぶ』
という法案が可決されたそうですね。
つまり学校では『お父さん、お母さん』と呼ぶと怒られるので、
『親一号、親二号』と呼びなさいという事ですね。


これは同性婚家族への差別を解消するという目的で、
マクロン政権の与党議員が要求したんですね。
これに左派野党も支持し可決したという事なんですね。
フランスでは同性婚が合法化され、養子縁組も可能でして、
同性カップルの子供は二十万人を超えるとの推計もあるんですね。


ですから、これからは学校で授業参観があると、
「今日、親一号が授業参観に来てくれるんだ」
「そうなんだ。ボクのところは親二号が来るんだ」
こんな会話が交わされるようになるんでしょうね。


PTA代表は『社会の現実に沿った措置であり、
子供が【普通と違う】といってイジメに遭う事もなくなる』と法案を歓迎しましたが、
保守派から『家族制度が崩壊する』などの反対が続出したそうですね。


「私、こんな呼び方は断固反対です!」
「どうしてですか?」
「私は主人の正式な妻なのに、何で【二号】って呼ばれるんですか!?」
これはどちらを一号と呼ぶのか二号と呼ぶのか、そのあたりでもめそうですね。


「親一号が二号と別れて再婚したらどうなるんだ?」
「そりゃ再婚相手の事は【親三号】と呼ぶんだろ」
再婚を繰り返したら【親二十八号】も夢じゃないようですね。


微笑亭さん太
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