毛利「フフフ、警部殿、この事件は簡単ですよ」
目暮「本当かね、毛利くん」
毛利「犯人は致命的なミスをしました。それは現場に凶器を残していったことです。慌てて忘れて行ってしまったのでしょうな。この竹刀に残された指紋から犯人などすぐに見つかるはずです」
目暮「あー、それなんだがな。凶器となった竹刀からは複数の指紋が検出されておって特定はできんのだ。道場の誰でも触れるようになっていたからな」
がっくりと、うなだれる毛利。
コナン「博士、警部の言ったことは本当なの?」
阿笠「あぁ、そうじゃ。あの竹刀は道場のものでな、誰でも使えるようになっておる」
「しかし、、、あれを使いこなせるのは3人だけじゃ」
コナン「その3人って?」
コナンが問いかけたとき、鑑識から声があがった。
鑑識「警部、光彦くんの携帯電話からこんなメールが見つかりました」
【我が刀の錆にしてくれよう。明日、道場にて待つ】
警部「こ、これは殺害予告!? 一体誰からのメールだね?」
鑑識「いえ、これは光彦くんが送ったメールです。3人に。」
警部「3人だって? 送った相手は?」
部下「はい、参考人として、すでに呼んであります」
そういって、部下が連れてきたのは、『灰原』『元太』『歩美』の3人だった。
阿笠「やはりそうか。二刀流を使いこなせるのは、あの3人だけじゃからのう」
目暮警部による取り調べが行われた。
目暮「あー、コホン。君たち3人は光彦くんからメッセージを受け取ったと思うが、それからどうしたかね?」
灰原「面倒だから無視したわ。アリバイ?ないわよ」
元太「ゲームしてたから、俺もここには来てないぞ」
歩美「私も、来なかったわ。証明はできないけど」
全員にアリバイなし。3人の言葉を聞いて警部は、そして、コナンも考え込んでしまった。
コナン「“灰原”、“元太”、“歩美”、あの3人のうち、誰かが犯人に違いないのだが」
阿笠「そうじゃな。犯人は、“哀くん”、“元太くん”、“歩美くん”の一体誰なんじゃろう」
コナン「ところで博士、探偵団の3人が二刀流なのに、どうして光彦は二刀流じゃないの?」
阿笠「光彦くんは、“ある剣劇ドラマの主人公”にあこがれておってな。二刀流は嫌だと言ったんじゃ」
コナン「そのドラマって?」
阿笠「あぁ、それはな、、、じゃよ」
・・・!? そういうことだったのか!
コナンは腕時計型麻酔銃を毛利に向けた。
後編につづく
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