今日は新宿ピカデリーで「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」を観てきました。
監督:ジョン・チェスター
主な出演者:ジョン・チェスター、モリー・チェスター、アラン・ヨーク他。
アメリカ人夫婦が寂れた元農地をオーガニック農場として再生させた8年間を記録したドキュメンタリー作品です。
主人公はロサンゼルスのアパートに住むチェスター夫妻。
夫のジョン・チェスターは元々は映像制作者で妻のモリーは料理研究家のブロガーでした。
2人は保護犬トッドの里親として貰ってきます。
しかし、無駄吠えが多く、近所からの苦情でアパートを退去させられてしまいます。
料理研究家のモリーはオーガニック食品を作りたい希望を持ち、2人はロサンゼルスから北へ1時間ほどの元々農地ながら荒れ果てた土地を投資家から募った資金で購入して移り住みます。
伝統的な農法を知るアラン・ヨークを始めとするスタッフを雇い、土地の改良をする為、農業用水を確保し、溜池を作り、家畜を飼って土の堆肥を行い、昆虫やコヨーテ、ホリネズミ等の害に悩まされながら、それらを含めて植物と動物の共生による循環システムを構築して、伝統農法による理想の農場を作り上げてゆきます。
農場再生の功労者であるアランが病により世を去り、農場を開くきっかけとなった愛犬も天寿を全うし、2人の間に出来た新しい命と共に理想郷のような世界をカメラは追っています。
最後の方で、功労者であるアランの名を冠した展望台を作って海外からやってきた見学者に夫婦が案内する場面が出てくるのですが、彼らに触発されて彼らのような農場作りを目指す人が現れるのかもしれません。
それにしても、普通なら外注・害獣として片づけてしまうような厄介者にも実は役割があって、それに気づいて彼らを自分たちの共栄圏に取り込んでしまうところは凄いの一言です。
公式サイトURL
http://synca.jp/biglittle/
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