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|令和2年3月27日『ベルの不等式・などについて』:kochi-atago
Written by, Hamada-Toshihiro (56歳)|[理学士]|(C)|
[ベルの不等式]:n(x=+,Φ=+)+n(Φ=−,θ=+)≧n(x=+,θ=+)
◇:上記のベルの不等式は(+,−)が,どのような隠れた変数の規則に従って割り振られたとしても成り立つはずである、という主張のこと。
・[アスペの実験]:1982年に「アスペ」は「Ca原子」からの「光子」を使って「偏光子」の「偏光軸」に関する「組み合わせの実験」を行った。その結果、「偏光方向」が分かっている「光子」がある方向に「偏光軸」が向いた「偏光子」に入射した時の「透過確率」を用いて「ベルの不等式」に該当させると
cos2Φ+sin2(Φ−θ)≧cos2θ
となる。ここで、仮に「Φ=3θ」とすると、
cos23θ+sin22θ−cos2θ≧0
となるが、実はこの左辺の示すことは、「0<θ<30°」の範囲で「不等式」を満足しない事が分かる。つまり、今まで知っている「光子」の「偏光」に関する知識だけを使って「ベルの不等式」に反する現象があり得ることが分かったのです。(アスペらは図の中で「負の数値になる部分」が存在することを実験的に示した訳です!ベルの不等式が成り立たないとは、今、もし、「隠れた変数」が存在したら、その変数なりの法則を使って「θ=+」か「θ=−」の事象が起きたはずである!という様に「もし、行っていない測定を仮に行ったとしたらどうなるだろうか」と考えてはいけないことを示しているそうです。つまり、「x,θ,Φ」を3つ並べて作った表の「θ」を隠したものが、n(x=+,Φ=+)ではないのであるということを意味しているのだそうです。
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