かつて「死の病」といわれたエイズ(AIDS-後天性免疫不全症候群)。
複数の薬を組み合わせる多剤併用療法の登場で状況が一変し、適切に治療すれば天寿を全うできるようになった。
今年は、国連合同エイズ計画が流行終結に向けて提唱した「90-90-90」の目標年。
近畿の中核治療拠点の国立病院機構大阪医療センター(大阪市中央区)で現状を探った。
エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染後、無治療なら数年〜十数年かけて免疫力が低下し発症する。
「90-90-90」は、
感染者の90%が検査で感染を自覚
うち90%が治療
うち90%がウイルス量を抑制ーの三つの目標で、世界全体の現状はいずれも80%前後。
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