映画『ソン・ランの響き』3月27日より京都みなみ会館、3月28日よりシネ・ヌーヴォほか

映画『ソン・ランの響き』
3月27日より京都みなみ会館、
3月28日よりシネ・ヌーヴォ
順次、元町映画館にて公開
1980年代のベトナムはサイゴン。
借金の取り立て屋で生計を立てるユンは、
返済できない客を容赦なく殴り“雷のユン兄貴”
と恐れられていた。
ある日、ユンはベトナムの伝統歌舞劇カイルオンの劇場行き
借金の取り立ようとするが、団長が「支払えない」と言うので
舞台衣装にガソリンをかけて燃やそうとする。
その時は若きスター、リン・フンが自分の腕時計と金の鎖を
差し出し、許してもらおうとする。
ユンは無言のまま取りたてずに去った。
翌晩もやって来たユンはカイルオンの演目
『ミー・チャウとチョン・トゥイー』を観劇し
主役のリン・フンの美貌と歌声に魅せられる。
町の食堂で喧嘩を止めたことがきっかけで
リン・フンとユンは少しづつ仲良くなってくる。
外道な人生を歩んだユンは、フンのおかげで
演劇の世界に憧れを持つようになるのだが…
別々の世界の二人が友情を繋ぐ青春ドラマ。
監督はレオン・レ。出演リエン・ビン・ファット。
共に本作が長編デビュー作となる。
伝統歌舞劇カイルオンの舞台が素晴らしく
映画の客も魅了する。
第31回東京国際映画祭東京ジェムストーン賞ほか
各国の映画賞を受賞している。