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2020年03月18日22:26

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ドゥーチュィムニー「香港の若者たちはなぜまだ立ち上がれるのか? 彼らを支えた「ツール」<日本人がまだ知らない香港デモの実像>」

 香港に学ぶ新時代のヒント
 2019年6月からの半年で7000人以上の逮捕者と莫大な数の疑惑、負傷者、死者行方不明者を出した一連の反送中デモは法案廃案後、五大要求を掲げ、2020年も収束する気配がない。


 彼らがなぜ立ち上がり続けるのか。
 世界へと爆発的にシェアされたこの運動の新時代性について、香港市民たちの言葉とともに見つめた。
be water, my friend 流動体としての枠組み
◆「また立ち上れるとは思ってなかった」

 ある20代香港人青年Aが言った。
「2015年の雨傘運動の終焉はひどかった。民主派と呼ばれる人々同士の派閥や世代間にいくつものくさびが打ち込まれ、皆、疲労でボロボロだったし、互いへの不信感でばらばらになった。あれから4年。確かに学んだことは多いが、それ以上になぜ立ち上がれたのか?なぜここまで自分たちがタフに行動を続けられるのか?

 自分たちも明確にはわからない。
 とにかく、眼の前の日々に噛り付いてきただけだ」

 驚くことに、これは自分が話を聞いた香港市民たちに誰しも一致した見解だった。

◆be water, my friend

 2019年7月の立法会突入後から、この運動のテーマとなったこの言葉を彼らは驚くほどに体現していた。

「水になれ」−−。
 こだわらず固執せず、柔軟に臨機応変に、その場その場の答えを求めカタチを変えていく。私はそう捉えているが、これは見方を変えれば、その場しのぎの無責任な行動にもつながりかねない。
 柔軟である反面、流動的で危険な賭けでもあるように見える。
リーダーの不在、新しいSNSがつなぐ新しい思考と行動
 ではなぜ彼らはその偶然性、流動性を今のところ味方につけているのだろうか?

「4年前にあって今ないもの、逆に4年前になくて今あるものとは?」

 20代香港人青年Aは語る。

「ひとつは、圧倒的な危機感。雨傘の時はまだ漠然としていた、鋭い人だけが気づいていた。このままじゃダメだ。批評的な思考をする教育を受けた人たちが気づき行動の中心になった。今回は送中条例の制定に向けてその危機感が具体化したし、何より、香港警察の非人道的な動きがそれを体感に変えた。【狗(イヌ)】(警察)たちの振る舞いの暴力性が、香港人に危機感を実感させて気づきを与えたと思う。ネットの中継や市民たちの切り取った動画がリアルタイムで複眼的にそれを暴いた。権力の横暴は日々、記録され世界に拡散された。あとは、リーダーがいないこと。そして telegram 」

 20代香港人女性Bもこう語ってくれた。
「telegramの秘匿性とLIHKGによる決定権の民主化は大きいと思います。リアルタイムで思考し意思決定しながら行動する、この速度で私たちは香港政府を陽動した」
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