「夜明け前が一番暗い」
という言葉がある。
…
もしそうなら、これから、まだまだもっと暗くなるだろう。
地獄の釜は開いたばかりだ。
少し、驚いている。
金融緩和、バズーカの効果は、薄いとは思ってはいた。
ただ、薄いなりに短期的には多少の効果はある、とも思っていた。
ここまで全くの効果がないとは正直思っていなかった。
これは、
いわゆるアベノミクスやトランプノミクスによる株価釣り上げ政策に無理があった、それ故の脆さだ。
もともと、過度で頻繁な市場介入によって、実体経済とかけ離れてしまった、水ぶくれした相場は、
なにかのきっかけで、本来の適正な価格へ帰結する性質を持っていた。
そのスイッチが、このコロナショックだった、ということだ。
そして、コロナ対策に対しては抜本的な有効な対策を打ち出せていない。
日米に於いては特に、政権の体面と都合で真のリスクから目を逸らし、誤魔化すような対応に終始している。
市場はそのリスクを冷徹に評価するしかない。
この先は、ひょっとしたら、短期的には猛反発することも、ひょっとしたら、何度かはあるかもしれない。
急落が続くと、今が底だと判断した買いが集中することもあるだろうから。
だが、全体のトレンドとしては、下降線だろう。
過大評価だったスタート地点から、本来のあるべきところへ帰る動きでしかないし、
もう一度バブろうとしても、ヒロポンの多用の如く連発されたバズーカは効きが弱くなっており(だから、普段は乱用は控えろと)、
抜本的なコロナ対策は政権が拒否している現状はまだ当分変わらないだろうから。
■NY株終値、史上最大2997ドル安 市場動揺収まらず
(朝日新聞デジタル - 03月17日 06:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6011473
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