【長文御免】総合格闘技RIZIN浜松アリーナ大会観戦記

OPENING FIGHT 第1試合
キックボクシングルール ： 3分3R（59.0kg）
戸塚昌司 vs. 大澤匡弘
弾正勝ばりの口ひげで登場した戸塚。１Ｒは接近戦の打ち合い。２Ｒも打ち合うが手数は減少。３Ｒ中盤で動きの止まった戸塚だが大澤も決定打はなく判定ドロー。

OPENING FIGHT 第2試合
キックボクシングルール ： 3分 3R（70.0kg）
憂也 vs. 康輝
手堅くローキックで攻めた康輝だったがガードが低く、憂也のパンチをまともに喰い１ＲＴＫＯ負け。

OPENING FIGHT 第3試合
RIZIN キックボクシングルール ： 3分 3R（60.0kg）
ヘンリー・セハス vs. SEIDO
前に出るのはボリビアのライオンキング セハス。SEIDOは回り込んでいなす。２Ｒもワンツーからローをひたすら繰り返すセハス、SEIDOの太ももは真っ赤。最終回ヒザも織り込み倒しにかかるヘンリーだがSEIDOもなんとか粘り判定。３-０でヘンリー。

第1試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN キックボクシングルール ： 3分 3R（57.0kg）
竹内賢一 vs. 直也
アマ５０戦の実績を持つ竹内、RIZINリベンジを目指す直也。アウト気味の打ち合い、距離を持っているのは竹内。２Ｒハイキックでダウンを取るが直也も引かず果敢に応戦。結果は判定で竹内。

第2試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN キックボクシングルール ： 3分 3R（120.0kg）
実方宏介 vs. 酒井リョウ
世にも珍しいスーパーヘビー級のキックボクシング！酒井の本職はMMA。モンコンまで着けて登場した実方、１Ｒ1:28左右の豪快過ぎるフックでKO勝ち。

第3試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（66.0kg）※肘あり
ヴガール・ケラモフ vs. カイル・アグォン
RIZINで猛威を振るうアゼルバイジャン軍団からの新たな波はコーカサスの雷ケラモフ。相手はパンクラスで実績を積んだ頭脳派アグォン。迫力満点の打撃で終始リードするケラモフ、途中逆十字にヒヤリとする場面もあったが攻め続け、フルラウンド判定でケラモフ。

第4試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（61.0kg）※肘あり
トレント・ガーダム vs. 井上直樹
バンタム級の新たな潮流、オージーサイクロン、ガーダム対ニューヨーク帰りの若武者井上。相手を追い回すようにステップを使い、短いパンチを浴びせて行く井上は美しい。グラウンドでもそつのない動きを見せたが、決めてがないまま３Ｒに入ると動きを見切られ単調な攻防に。フルラウンド判定で辛勝の井上。しかし前途はどうだろう？

第5試合／柔術エキシビジョンイリミネーションマッチ： 10分
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. チーム中井(中井祐樹、エジソン籠原、重水浩次、品川祐、木村由菜)
ソウザ５人抜きで勝ち。しかし勝敗以上に浜松を土壌とするブラジルの柔術文化育成が世界に認識された。

第6試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（61.0kg）※肘あり
金太郎 vs. 加藤ケンジ
大阪の喧嘩士金太郎対修斗のハードパンチャー加藤。お互い背中に見事な倶利伽羅紋紋、よく浜松市の施設を借りられたもの。試合は金太郎がグラウンドのスリーパーで落として快勝。

第7試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（79.0kg）
マルコス・ヨシオ・ソウザ vs. ファルコ・ネト
サトシ・ソウザの兄、ベテラン柔術家ヨシオ・ソウザがゴング早々に速攻、重い拳をふるい１Ｒ0:25涙涙の大勝利。地元浜松道場の応援団も熱狂。

第8試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（120.0kg）
ロッキー・マルティネス vs. 関根"シュレック"秀樹
ＤＥＥＰメガトン級王者ロッキーに、元静岡県警刑事シュレック関根が挑む。果敢に攻めたシュレックは接近戦では有利に進めるシーンもあったが場数が違うロッキーが右フックを決めるとあとは一方的な展開。１Ｒ4:04ＴＫＯでロッキー。

第9試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（61.0kg）※肘あり
ビクター・ヘンリー vs. 金原正徳
バンタム級影の実力者金原に、キャッチレスリングの使い手ヘンリー。打撃は互角、１Ｒ中盤にタックルを決めた金原だが逃す。２Ｒ開始すぐに前に出たヘンリー、右ストレート２発でダウンを奪うと一気にラッシュ。0:45鮮やかなＫＯ勝ち、師匠ジョシュ・バーネットも祝福。

第10試合／スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール ： 5分 3R（68.0kg）※肘あり
朝倉未来 vs. ダニエル・サラス

朝倉兄に挑むはメキシコからの刺客、アステカの首刈り人サラス。
正調アップライトから左右スイッチするサイドキック、トリッキーに変幻自在に攻めるサラス。そのスピードに館内からはため息ばかり。しっかりカウンターを合わせて行く朝倉もすごい。一瞬も目を離せない闘いは２Ｒ、朝倉が左のハイキック一閃、一気に拳を振り下ろし見事なＫＯ勝利。
試合後にはベテラン、ボクコーテツ選手がリングに上がり、４月の横浜アリーナでの対戦が内定。