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2020年02月20日23:02

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エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,>

>霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることも≪



気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。エアロゾル粒子の性状は,粒径や化学組成,形状,光学的・電気的特性など多くの因子によって表され,きわめて複雑です。その上,例えば粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり,また個数濃度についても,清浄空気の10個/cm3程度から発生源近傍の106〜1010個/cm3程度まで 7〜8 桁にもわたり,さらに最近の超クリーンルームにおいては10-5個/cm3程度まで要求されるようになっています。このように,エアロゾル粒子は微小・微量である上に,多数の因子によって表され,しかも個々の因子の対象範囲がきわめて広いことから,エアロゾル研究の基本となるエアロゾル粒子の粒径測定一つをとっても,単一の方法はもとより同一の原理に基づく方法により全域を測定することは容易でなく,このような性状特性がエアロゾル研究の難しさの原因となっています。

 エアロゾル粒子は,重金属粒子やディーゼル黒煙,たばこ煙,アスベスト粒子,放射性粒子など,以前には環境汚染や健康影響など,主として悪玉としてのエアロゾル粒子が議論されてきましたが,最近ではnmオーダーの超微細粒子がもつ特性を生かした高機能性材料の開発,より効果的な作用をもつ薬剤や農薬の開発など,善玉としてのエアロゾル技術も大きな関心を集めています。また最近では,地球温暖化や酸性雨,オゾン層破壊など,地球環境問題におけるエアロゾルの役割などが注目されています。よりよい地球環境を子孫に残すためにも,エアロゾル粒子の大気環境に及ぼす影響の解明が急がれています。

 エアロゾルは,医学,薬学,農学,工学,理学など広い分野に関連しています。各分野における,あるいは分野間にわたる各種問題を解明し解決するためには,研究の基礎となる粒子計測法や標準粒子発生法の確立,粒子の物理・化学的性状や挙動・動態の解明などが不可欠です。日本エアロゾル学会では,自然科学を中心とした広い分野から研究者,技術者が参加し,エアロゾルの基礎的研究はもとより,身近な環境,地球規模の環境中で起こるエアロゾルに関連する種々様々な問題の解明・対策,エアロゾル粒子の材料や医薬,先端産業など実用面への応用など各分野での課題と取り組み,またエアロゾルを通じての研究交流,情報の交換を行っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.jaast.jp/new/about_aerosol.html


地球創世から今日に至るまで、大気中にはさまざまな粒子状物質が存在してきており、これらは自然現象や生命の営みの中で重要な役割を果たしてきたと考えられる。人類が火を使うようになってから、特に産業革命以後は、生産、労働、生活環境の粉塵や煙に関する人工的な粒子状物質が我々の関心を引くようになった。1900年代におけるイギリス・ロンドンにおける都市大気汚染を背景として、エアロゾルという言葉は使われていた。1940年〜1970年に気温が下がったのは硫酸塩エアロゾル(硫黄酸化物)の増加によると考えられている[3]。

学術文献に初めてエアロゾルという用語が登場するのはWhytlaw-Grayら (1923)[4]による「Aerosol is a system of particles of ultra-microscopic size dispersed in a gas, suggested by Prof. Donnan」といわれる[5]。

エアロゾルの実際的研究は、ヨーロッパにおける大気汚染対策や労働衛生管理に始まった。一方、気体中の粒子は、物理学あるいはコロイド学の分野の課題として古くから研究者の興味を引いてきた。エアロゾル学は、19世紀から20世紀初頭にかけての古典的な学術の発展にその基礎を置いている。たとえば
ジョン・ティンダルによるチンダル現象は、エアロゾルの簡易測定法として広く用いられた。
ケルヴィンによるケルヴィン効果は、粒子核生成や液滴の蒸発現象を説明する基礎である。
マクスウェルによるエネルギー等分配の法則は、分散系の状態を記述するのに必須の概念。
J. Aitkenは1985年に断熱凝縮法によって大気中の微小粒子を測定し、今日、エイトケン粒子としてその名を残している。
アインシュタインのブラウン運動は、微小エアロゾル粒子のランダム運動を説明する。

   ★彼の偉大な業績のひとつでしたね。

ミーの光散乱に関する厳密解により、粒子の光散乱現象の理解と応用は大きな発展を遂げた。
スモルコフスキー(Marian Smoluchowski)の凝集理論は、エアロゾル動力学の基礎のみならず分散系の工学的利用に寄与した。
ミリカンの油滴実験は、その後のエアロゾル実験手法の発展の契機となった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%BE%E3%83%AB




■新型肺炎「エーロゾル感染」の可能性 病原体空気漂う
(朝日新聞デジタル - 02月19日 21:17)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5979461
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