グレーゾーン

六代目神田伯山

「情熱大陸」放映翌日の末広亭披露目興行で
「グレーゾーン」

泣いた。
伯山め、なんだよ、「笑ってください」とはじめたけど、泣いちゃったよ。
初見のお客さんも多そうだったけど、
そこで自分の得意な勢いのある講談ではなく、
まるで鯉八さんを売り込むような、四年前に封印したという創作講談。
そこには、「笑点」のことや、高座で自分を貫抜く仲間や、夢の見方・見せ方、など、
いろいろ入っていた（前半はプロレスなんですが）。

番組的には、前半に、鯉八さんから小痴楽さんへの流れ。
口上で小痴楽さん司会。ゲストは口上に上がらず芸協のみ。
（ゲストは高田文夫と松村邦洋。漫才のように一つマイクでネタ）

伯山ファンか？と問われると、
いやあ、好きだけど、ファンと言うほどでは、と答える私でも、
2017年に小痴楽さん好きになり、
成金つながりで出てくる松之丞さんの面白さにはまり、
時々聞きに行く程度でしたが、
それでも、彼のここまでの軌跡と、気持ちに、感動してしまった。

がんばったね。
でもって、これからだね。
楽しみにしています。

改めて、真打昇進、伯山襲名、おめでとうございます。