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2020年02月15日00:13

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バレンタインのチョコを考える…

指原莉乃さんがおもしろい提案をされたようで、そのことが話題になること自体が良いことではないかと、ぼくは思います。

さて、毎年、バレンタインデーの頃になると思い出すことがあります。西アフリカのカカオ農園で働かされる少年たちの苛酷な労働のことです。

ずいぶん以前のことです。友人に勧められて読んだ「世界で一番命が短い国 シエラレオネ」という本のことを思い出します。この本を読み進めて、ぼくは21世紀に入ってもなお子どもの売買と奴隷制度が存在することに驚きました。西アフリカのシエラレオネという国での現実です。

こんな凄惨な労働の現場があっていいのかという恐怖と怒りを感じました。少年たちは監禁された農場の中で集団生活を強いられ、早朝から農園に出て夕方遅くまで農園でカカオの実を採取するのでした。

熱帯の熱い太陽のもとで12時間以上の労働が休みなく続くのです。その年齢は5歳〜12歳とありました。体の弱い子どもは次々と倒れてゆきます。奴隷の子どもたちに医療など存在しません。

彼らが命に代えて収穫したカカオは、日本にもたくさん送られてゆきます。シエラレオネにとって日本はカカオの大切な輸出国です。その国では、若い女性が愛の告白と称して、オシャレなチョコレートを競い合って買い求めます。

それはそれでいいんだと思います。バレンタインのチョコレートに、ある種の夢を見ることが悪いことではないでしょう。しかし、この現実だけは知っておいた方がいい。

シエラレオネだけではありません。西アフリカのコートジボワールも、ナイジェリアも、ガーナも、同じように貧しい国々でカカオの農園が国中に広がっています。これらの国々ではやはり少年たちが命を削って働いているのです。

バレンタインのそのチョコレートには、アフリカの少年たちの汗と血と命が込められています。そのことを知ってバレンタインデーを迎えてほしいのです。なぜでしょうか?

農園で働かされる少年たちの多くは17歳を迎えずに命を終えると書かれていました。当然過ぎることですが、彼らはその短い生涯でチョコレートを口にすることはなかったのですから。

指原莉乃の「義理チョコ廃止」の考え方に賛成の声あつまる 「それでいい!」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=5972933
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