昨年の第一集に引き続いての企画。レクチャー英、公演、中一日、レクチャー独、公演というスケジュール。2回公演でも当然満員。
正直、自分は平均律をよく知らない。ゴルドベルクだったら変な音符足したりカットしたりしたら気づくだろうが、これはたぶん無理。その程度のにわか仕込みでも強烈に迫るこの何気ないが確固とした存在感、この瑞々しい魅力。計2時間半弱が短く感じ、終わるのが名残惜しかった。フェストターゲのリサイタルに行けるかは現時点では微妙。行けなかった場合、次彼に巡り会えるのはいつの日だろう…NYでも年に1回は聴けたし、当地では特に昨シーズンは何から何まで聞けた。仕事が佳境シーズンに入り鬱屈が溜まってくると、こういう尊い音楽の有難味が一層分かる。
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